台湾で1家に1台はあるといわれる調理家電「大同電鍋」。
前回の記事では、2年間ほぼ毎日使ってきた私が5つの溺愛ポイントをご紹介しました。今回はさらに具体的に「どんなふうに使うのか?」「どんな調理に便利か?」などについてお伝えしたいと思います。
大同電鍋の魅力がより多くの人に伝わりますように……!
【難しそう? いえいえ、構造自体はシンプルです】
まず、多くの方が謎だと感じるのがその使い方ではないでしょうか?
大同電鍋はスイッチがついている「外釜」、そのフタのとなる「外フタ」のほかに、「内釜」「内釜フタ」「スチームプレート」といった付属品があります。
「煮込む」「炊く」際に使うのが、外釜よりひと回り小さい内釜と内釜フタ。内釜に食材などを入れ、内釜フタをして、外釜にセットします。
そして、「蒸す」「温める」際に使うのがスチームプレート。外釜の底にスチームプレートを置き、蒸したいor温めたい食材をその上に並べます。
どちらも外釜のほうに水を入れてスイッチをオンにすると、外釜の水が温められて蒸気となり、内釜やスチームプレートの食材を加熱するという仕組み。
外釜と内釜の二重構造になっているので、ふつうのお鍋のように噴きこぼれる心配なし!
さらに、外釜の水がなくなれば自動的にスイッチが切れて保温状態になるので、お鍋につきっきりでいる必要もありません。
【煮込み料理に最適! なかでもイチオシは…】
さて、炊く・蒸す・煮込む・温めるという多彩な調理ができる大同電鍋ですが、実際に2年ほど使ってみて、いちばん威力を発揮するのは「煮込み」料理だと私は感じています。
なんたって、外釜に水を入れればあとは放置してても勝手に電鍋が煮込んでくれるわけですから、めっっっっちゃラク!
中でも、日本の私たちにとって最高だと感じるのが「おでん」。
内釜におでんの具材とつゆを入れてスイッチポンすれば、これだけで長時間煮込んだようなアッツアツのおでんができちゃいます(もちろん、大根の下ゆでやこんにゃくのあく抜きなどをする場合は別途その必要ありますが……)。
保温にしておけば味も染みるしいつでも温かいのが食べられるしで、一石二鳥☆
それ以外にも、分厚いブロック肉を柔らかくしたり、ポトフやカレーなどを作ったり、とにかく大同電鍋は煮込み料理との相性が抜群だと感じています。
このほか、「蒸す」用途も便利。肉まんやシュウマイ、餃子などの点心、茶わん蒸し、蒸しパンなどなんでもござれ。
「炊く」機能については、内釜がステンレス製のためご飯がこびりつくこと、シンプルに蒸し上げるだけなので炊飯器とは炊きあがりの食感に違いがあることなどの理由から、やや好みが分かれるかもしれません。
でも、お粥はとってもおいしく作れるのでぜひお試しいただきたいです!
【買う前にぜひここをチェックしてね!】
ここまで絶賛してきた大同電鍋ですが、購入の際は検討すべきポイントもあります。
それは「置き場所」。
日本の大同電鍋公式ショップでは、「6合(Mサイズ)」と「10合(Lサイズ)」の2種類が展開されているのですが……。
私が持っているLサイズは、なかなかにデカい……!
写真を見てうすうす感じた人もいるかもしれませんが、横幅約35cmと、一般的な3合炊きの炊飯器に比べるとひと回りほど大きいです。
重さもまあまああるため、使うごとに出したりしまったりするのはちょっと大変。キッチンに置いておくスペースを確保できるかは、あらかじめ考えたほうがよいかもしれません。
【使うほどに飽きない魅力を感じる大同電鍋】
以上、大同電鍋の具体的な使い方や調理法などについてご紹介しました。
実際の調理については、使いながら慣れるのみ! レシピ本が出ていたり、愛好者がブログやYouTubeなどで紹介していたりするので、どんどん新しい料理に挑戦したくなりますよ♪
ちなみに私は最近、外釜の上に置く用のせいろを買い、2段調理ができるようにしたんですが、これがまた楽しい……!
こうやってカスタマイズできるのも大同電鍋の飽きない魅力のひとつです。
大同電鍋の購入は、楽天やYahoo!ショッピングの大同日本株式会社公式ショップが便利。現在、Mサイズが税込1万2800円、Lサイズが税込1万4800円~で販売されています。
このほかコレド室町内の「誠品生活日本橋」では、日本限定カラーなども販売されていて、実物を見て購入可能です。
台湾のレトロ可愛い調理家電・大同電鍋で、皆さんの日々の料理がさらに楽しくなりますように……☆
参照元:大同日本株式会社
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
▼こちらが日本限定カラー!
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