2021年3月6日に放送された、東海テレビ制作のフジテレビ系ドラマ『その女、ジルバ』第9話。

前回第8話では、「くじらママを演じる草笛光子さんの演技が圧巻」と話題となりましたが……

今回はさらに凄みを増していて、もはや「草笛光子劇場」状態!

さらに、草笛さんの演技にあい対する池脇千鶴さんの芝居もすさまじく、ただただ画面に見入り、あふれる涙が止まりませんでした。

【第9話あらすじ】

スミレ(江口のりこさん)の結婚式で倒れてしまったくじらママ。

結局のところ「ただの飲みすぎ」でしたが、打撲と捻挫で、しばしお休みすることを余儀なくされます。

しかもどうしたとこか、ホステスのお姉さま方もまるでドミノ倒しのように次々と体調を崩してしまい、チーママ(中尾ミエさん)が助っ人として参上することになったんです。

【くじらママがたったひとりで抱えてきた「秘密」】

療養中、毎夜のごとく、悪夢にうなされていたくじらママ。

悪夢から解き放たれたくて、70年間誰にも言えずに胸に秘めてきた「過去」について、新に打ち明けます。

戦後間もない頃、家族を亡くしひとり残されたくじらママは、やくざものの男たちにとらわれて、体を売る羽目に……

そこは「地獄」。このままでは殺されると思ったくじらママは、男たちの家に火を放ち、無我夢中で逃げたんです。

「誰にも言えなかった、つまりはみんなをだましてきたのと同じ」と嘆くくじらママに、新は

「ママは悪くない、ママは、なんにも悪くない。だから苦しまないで」

と、何度も何度も語りかけます。

するとくじらママは、涙を流しながら

「70年間、誰かにそう言ってほしかったのかもしれない」

と一言。

続いて映し出される新のモノローグで語られた、

「傷が大きいほど、人は自分を責め続ける。ママは過去を知った私を疎ましく思うかもしれない。でも告白を聞くというのは、そういうことなのだ」

というセリフも含めて、胸に刺さるシーンでした。

【2人の演技に称賛の嵐! 新の「風貌の変化」に驚く声も】

2人の女優の一連のやり取りは、涙がこぼれてしまうほど圧巻で、ツイッターには

「草笛光子さんも池脇千鶴さんも素晴らしい」
「草笛光子さんの演技に見とれた。でも、池脇千鶴も負けてない」

といった声が寄せられています。

また池脇さんについて、

「1話では衝撃を受けたビジュアルも、話が進むごとに同じ素っぴんでもこの違い! 体型の変化も! これは演出だったんだ! と話が進んで初めて気がついた! すごい女優さんだなぁ!」

といったコメントもあり、いやはや全くその通り!

いろいろ諦めかけていた新が、バー「オールドジャック&ローズ」に出会ってどんどん元気になり、美しくなっていく姿は視聴者も気づいていたのではないでしょうか。

さて、物語もいよいよ佳境。なんと次回は最終回です(悲しい)。

2020年、私たちの身にも訪れた「苦境」と共に描かれるグランドフィナーレを、一緒に見届けましょう……!

参照元:東海テレビInstargram @dodra_tokaitvTwitter @tokaitv_dodraTwitter検索 #その女ジルバ 池脇千鶴
執筆:田端あんじ (c)Pouch