静岡県のローカルチェーンでありながら、いまや全国区の知名度を誇るハンバーグレストラン「さわやか」

あるときふと頭に思い浮かんだのが、「なんで肉汁たっぷり、アッツアツのハンバーグがメインなのに、お店の名前を『さわやか』にしたんだろう……?」という疑問。

そこで、さわやかの公式ホームページを見てみたところ、「さわやか物語」なる漫画にその答えが描かれていたのですっ……!!

【さわやかの歴史を漫画で紹介!】

さわやか公式サイトの「スペシャルコンテンツ」というページに掲載されている漫画「さわやか物語」

さわやかを創業した社長・富田重之氏が、これまでのできごとを回想する形で約40年にわたる歴史を紹介しています。

それによると、もともと富田社長は戦後の食糧難から結核を3回患い、サラリーマン時代から10年にわたって入退院を繰り返すほど病弱だったそうです。

「ささやかな男の、ささやかな人生だなぁ」

と自身の人生を嘆いていた富田社長。

いけない、このままでは「さわやか」じゃなくて「ささやか」になってしまう……!?

【さわやかになることを夢見た男の復活物語】

しかしその後、病状が少しずつ安定し、食べることが大好きだった富田社長はなけなしのお金でさまざまなお店を食べ歩きます。

そして、

「ああ……! 『食べる』ことは『生命』を支える『原点』なんだ」
「私たちは『自然』に生かされている」

と気づき、「自然」や「親」に感謝の心を持つようになります。さらに、

「それらを多くの人に伝えれらるような『さわやか』な男になりたい!」

と決意するのです。

そう、店名の「さわやか」とはハンバーグではなく、富田社長のマインドそのものを表しているんですね……!

その後も経営拡大による品質やサービスの低下、狂牛病による打撃などの危機が降りかかるのですが、どのように立て直し、現在のような人気を博すこととなったかは、ぜひ漫画をご覧あれ♪

【静岡県で愛され続ける人気ハンバーグレストラン】

私も静岡県に行ったときにさわやかを訪れたことがあるのですが、平日ながらにぎわっていて、人気があるというのは本当なんだなぁと実感しました。

看板メニューのげんこつハンバーグも、その名の通りげんこつのようにゴロッと大ぶりで、ナイフで切ると肉汁ジュワ~ッでおいしかったです。

全国展開したらもっと気軽に行けるのに……と思うものの、地元・静岡県に根を下ろして愛されるお店づくりをしているのがまた、多くの人たちから愛され続けている秘密なのでしょうね!

参照元:さわやか公式ホームページ
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch