おうちにいながら、海外へ行ったような気分を味わいた〜い! 外国っぽいゴハンやスイーツを自宅でも手軽に楽しむ方法ってないのかしら!?
そんな願いを叶えるべく、海外のスーパー公式サイトで紹介されているレシピは日本でも作れるのか試してみることに。
旅先でその国の雰囲気を思いっきり味わえるのは、地元のスーパーだったりしますからね。
記念すべき第1回は、アメリカの家庭で作られる定番スイーツ『バナナブレッド(Banana Bread)』に挑戦です!
【ハワイのローカルスーパー「Foodland」】
「バナナブレッド」とは、バナナと粉類を混ぜて作るケーキのようなしっとりとしたパンのこと。イーストは使わず、発酵なしで作れるのが特徴です。アメリカでは定番のホームメイドおやつで、私も以前ハワイへ留学していたときに食べる機会がいっぱいありました。
ですが、作り方を習う機会には恵まれず。作ってくれた人いわく、“自慢のレシピはトップシークレットよ” ですって。
なので今回は、ハワイのローカルスーパー『Foodland(フードランド)』の公式レシピを参考にして、自分なりの「バナナブレッド」を作ってみたいと思います!
【用意する材料は?】
Foodland のレシピは、もちろんすべて英語。材料の分量やオーブン温度の表記が日本とは違うため、頭の中は色々とハテナだらけ。戸惑いつつもネットであれこれ調べながら、材料は以下の分量で用意しました。まずは、
・グラニュー糖:200g
・無塩バター(室温に戻しておく):104g
・卵(大):2つ
続いて、
・バナナ:3本
・バニラエッセンス:小さじ1/2
・シナモンパウダー:小さじ1
さらには、
・小麦粉:240g
・ベーキングパウダー:小さじ1
・重曹:小さじ1
・塩:小さじ1
・刻んだクルミ:60g
先に結果をお伝えすると、この分量でちゃ〜んと美味しく完成しましたよ。
【作り方は混ぜるだけなので順調!?】
それでは、作っていきましょう!
まずは、下準備としてオーブンを予熱からスタートするのですが、レシピには “325 degrees F(華氏325度)” とあります。華氏って日本では馴染みがないですが、摂氏に換算すると160度なんですって。なるほど〜!
続いて、型にバター(分量外)を塗っておきます。ちなみに、今回はセリアで購入した約20cm×7cm×6cmの型を使いました。
さあ、ここからが本番です! 大きなボウルに、グラニュー糖と無塩バターを入れてクリーム状になるまで混ぜ、そこに卵を加えてさらに混ぜます。
別の小さなボウルにバナナを入れてフォークで潰し、バニラエッセンスとシナモンを加えて混ぜたら、またまた別のボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、塩、クルミを入れて混ぜます。
1番最初の大きなボウルに潰したバナナたちを加えて混ぜ、さらに別で混ぜておいた小麦粉たちも加えます。
粉がなくなるまで、さらに混ぜ合わせますよ〜。うんうん、ここまではなかなか順調かも♪
【突然起こったアクシデント…】
続いて、準備しておいた型に生地を流し入れます。1つに全部入りきらなかったので、小さめのパウンドケーキ型も2つ追加しました。
分量もかなりアメリカンサイズだったみたい。
あとはオーブンにお任せです。レシピに書いてある焼き時間は、1時間から1時間10分ほど。中心につまようじを刺しても生地がつかなくなるまで焼きます。
ですが、あれ? 1時間を待たずにすっかり良い焼き色に。つまようじを刺しても生地がつかないし、もう取り出しても大丈夫かも!
という判断が、このあと悲劇を招くことに……。
ラックに乗せて15分ほど冷まし、大きい型から「バナナブレッド」を取り出そうとすると、なんと外側がまだ生焼けではないですかー! 中心につまようじを刺してOKだったから、外側なんて気にしてなかったよ……(涙)。
小さい型は問題なかったので、大きいほうだけ再びオーブンへ入れることに。すでに焼き色は充分についているので、上にアルミホイルをかぶせて焼きます。
焼き上がりをチェックするときは、外側もしっかりと確認することをおすすめします。トホホ……。
【しっとり美味しい「バナナブレッド」が完成!】
まさかの事態に慌てながらも、なんとか大きい型でも無事に完成しました。
完全に冷ましてから切ってみると、きちんと火も通っていてひと安心。焼き直したせいでキメの粗さが目立ちますが、肝心なのは味ですから!
さっそく食べてみると、堂々としたシンプルな甘さがまさにアメリカのおやつだ〜! たっぷりと入れたバナナのおかげで、生地はしっとり。クルミのカリカリ食感もたまりません。そうそう、この素朴さが美味しいのよ。
もう少しシナモンをきかせたほうが個人的には思い出の味に近い気がするけれど、何はともあれバッチリ美味しくできました!
【残りは冷凍保存するとヨシ】
できあがった「バナナブレッド」はすべて食べやすい大きさにカットして、残った分は冷凍保存することに。
後日、自然解凍して少し冷たいまま食べてみたのですが、これがまたGOOD♡ 全体的に味が落ち着いて、美味しさがアップしてました。
ティータイムはもちろん、朝食がわりにもおすすめです。
お手軽度★★★☆☆(焼き加減には要注意!)
外国っぽいスイーツ度★★★★☆(アメリカの家庭の味♡)
参考リンク:Foodland(フードランド)
執筆・撮影:つぼみまい
Photo:(c)Pouch
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