大人になると忘れてしまうもの……それは「こどもの視点」。たとえば、赤ちゃんの頭は大人に換算すると約21kgになる(!)ので、転びやすいことはあまり知られていません。

こうした子どもの世界を知ることができるのが体験型展示「こどもの視展」

頭の重さはもちろん、「赤ちゃんはなぜ泣くのか」「こどもから大人はどう見えているのか」「ランドセルはどれほど重いのか」といったことを “体験” できちゃうんです!

【赤ちゃんの頭ってこんなに重いの!?】

2022年7月22日から9月19日までの期間、東京・港区北青山ITOCHU SDGs STUDIOで開催される「こどもの視展」。展示物を通して「こどもになって世界を見る体験」ができます。

まず体験するのは「こどもにとっての頭の重さ」。

赤ちゃんの頭の重さを大人に換算した約21kgの「ベイビーヘッド」を用いることで、なぜ赤ちゃんが転びやすいのか、自分ごととして感じられるようなんです。わお、この発想はなかった!

【「泣くことでしか会話できない」もどかしさ】

さらに会場内には次の5つを展示しています。

・何をしても鳴き声に変換される「ベイビーボイス」

・すべて大人の2倍サイズ! 2歳児から見た朝食風景を再現した「2歳の朝食」

・2枚の写真を通して “こどもの時間の流れ方” を知る「いとちゃんの30分」

・VR映像で “大人に怒られている体験” ができる「4mの大人たち」

・ランドセルを大人サイズに換算した「大人ランドセル」

「いとちゃんの30分」では、こどもが30〜40分の間に動き回る様子から、こどもにとって「1日のできごと」がどれほど多いのか可視化。また「大人ランドセル」では、体感質量約18.9kg(!)にもおよぶランドセルを背負うことで、こどもたちの大変さを実感できるようになっています。

興味深かったのは「4mの大人たち」。こどもから見たら、大人は4m級の巨大生物にしか見えず、見下ろされたときの恐怖感といったらありません。こりゃ色々考えちゃうな……。

【なんと入館無料です!】

ほかではなかなかできない体験が待っている「こどもの視展」。

会場には、それぞれの視点をさらに深掘りできるよう、専門家へのインタビューも展示しており、こどもに対する理解が深まりそう~! 子育て家庭だけではなくすべての大人にとって「学び」になるのではないでしょうか。

さらにありがたいのは “入館無料” なところ。夏休みのお出かけにもぜひ!

参照元:こどもの視展@ITOCHU SDGs STUDIOプレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]