台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。
このシリーズ記事では、台湾在住の筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。
今回は、もちもち食感が人気のネギ餅「蔥抓餅」。台北の学生街にある公館夜市の人気店「雄記蔥抓餅」で、トッピング盛り盛りの焼きたてネギ餅を味わってきました♪
【蔥抓餅ってどんな食べ物?】
蔥抓餅(ツォンジュアビン)とは、台湾版のお好み焼きのようなグルメです。
ネギが入った生地を鉄板で焼いていくのですが、途中で生地をねじるようにヘラでカシャカシャとたたいて空気を入れ、ふわっとさせるのが特徴。
そこに卵やチーズ、九層塔(台湾バジル)やベーコンなど、お好みのトッピングを加えながら焼いてくれるお店がほとんど。焼きたて熱々をほおばる瞬間がたまらない食べ物です。
【おすすめは公館夜市の屋台「雄記蔥抓餅」】
わたしのお気に入りのネギ餅のお店は、台北の学生街・公館にあります。
台北MRT公館駅周辺は夜になると「公館夜市」としてにぎわいますが、その中でよく行列ができている人気店が「雄記蔥抓餅(ションジーツォンジュアビン)」。
実はこのお店、屋台でありながらもミシュランガイド「ビブグルマン」に選出されているんですよ♪
わたしは平日夜6時前に訪れたのですが、既に10人ほどが並んでいました。さっそく列の最後尾につきます。
屋台に貼られているメニュー表には、ネギ餅に追加できるトッピングと値段が書かれています。日本語訳も書かれていてちょっと安心。
看板メニューは卵とチーズを加えた「招牌蔥抓餅 加蛋、起司」ということなので、わたしはこちらを注文しました。価格は45元(約210円)。
お店の方から、調理中に「辛くするか」「台湾バジルや醬油膏(とろみのあるしょうゆベースの調味料)、芥末蜂蜜醬(はちみつマスタード)を加えるか」を聞かれました。
わたしは「小辣(少し辛く)」を選び、聞かれたものは全て加えてもらいました。日本語は通じないので、あらかじめ注文内容を紙に書いておくとよいかもしれません。
【生地はもちもちふわふわでチーズがとろ~り】
さきほどまで鉄板で焼かれていたネギ餅は紙袋ごしからも熱さが伝わり、手に持つのもひと苦労。
熱々をひとくち食べてみると、外側の皮の部分はパイのようにサクッと、生地全体はもちもちしつつもふわっと軽い食感です。
生地にぬられたとろみのある醤油ベースのタレ、唐辛子のピリッとした辛さ、蜂蜜マスタードのやさしい甘さが、ネギ餅のおいしさをぐっと引き立てています。
そこにトッピングで加えた卵のやさしい味わい、濃厚なチーズが口の中でとろ~りと広がる瞬間がなんとも幸せ♡
台湾バジルの、スパイシーでちょっぴりミントのような風味もアクセントになっています。
これら全てが重なり合った絶妙な味のハーモニーに、ひとくち、またひとくちと止まらなくなり、あっという間に食べきってしまいました♪
【ローカルな夜市に行ってみたい方はぜひ】
公館夜市は、台北MRT公館駅1番出口から徒歩2分の場所にあります。
台北の中心地から少し離れていて、例えば、日本人に人気のホテルが集中するMRT中山駅からは約15分。台北MRTグリーンラインの松山新店線沿いに宿泊していると乗り換えは不要なので、思ったより近いと感じるかもしれません。
台北のローカルな夜市で、ぜひ熱々のネギ餅を味わってみてくださいね♪
■今回紹介した店舗の情報
店名:雄記蔥抓餅
住所:台北市中正區羅斯福路四段108巷2號
営業時間:16:00~0:00
定休日:水曜日
※日本円への換算は、2022年10月現在のものです
参考:雄記蔥抓餅Facebook
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch
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