Hola! 海外で暮らす私・香月実穂が現地で感じた「日本ではありえないこと」や「驚くこと」を紹介するよ!

日本でもおなじみの、フランス発祥スイーツ「ミルフィーユ」。サクサクのパイ生地とクリームが何層にもなったおいしいケーキですよね。

ここスペインにも「ミル・オハス(Milhojas)」というミルフィーユがあるのですが、これがスペイン人の夫いわく “ちょっと風変わり” なんだとか。

……風変わりなミルフィーユってどういうこと~?? 気になるのでスペインのケーキ屋さんにミル・オハスを探しに行ってきました!

【スペインではどのくらい人気?】

スペイン版ミルフィーユこと「ミル・オハス」の意味は、フランス語の由来と同じで  “千枚の葉” 。スペインでは人気ケーキのようで、ケーキ屋さんにミル・オハスを買いに行くと「今日はもう売り切れちゃったわよ」ですって……!

3店舗目にしてようやくゲットできました。

食べる前に、スペインで “ミル・オハスがどのくらい愛されているのか” を聞き込み調査してみると、

・超大好き…3人
・好き。むしろスペイン版しか知らない…2人
・好きでも嫌いでもない…1人

という結果に。

一般的だと思っていたフランス版を知らない人がいるのには驚きですが、前のめりでミル・オハス愛を語る人までいて、愛され度は高いみたい。期待が高まるわ~!

【マリトッツォ並みの大盛りクリーム】

お待ちかねのミル・オハスなのですが……あれ、間違えてマリトッツォ買っちゃった!?

と思うほどのクリーム量。高さは約7センチもあります! これ、全然ミルフィーユに見えないんですけど……?

パイ生地を持ち上げてみると、外側だけの上げ底クリームではなく、なかにもびっちり。

これはクリームで見えないだけで、クリームの中に何か入ってるのかな。

【なかに入っていたものとは】

夫によると「とくに食べ方は決まりはない」らしいので、半分に切ってみることに。クリームは弾力があり、崩れることなスッとナイフが通りました。

さ~て、何が入っているのかなぁ~?

えっ……



\クリーム100%!!/

【クリームの正体】

さっそく食べてみると……あれ? 生クリームじゃない!!!! なんとこのクリームだと思っていたのはメレンゲだ~~! 甘くもったりしていて、まるで柔らかいマシュマロを食べている感覚です。しかしこれ、犯罪級に甘いゾ……。

しっかり重たいクリームですが、小さく切り分けるのには向いていないみたい様子。

メレンゲが激甘&胃にズシっとくる重さ、1/4ほど食べてその日はギブアップしました。でもこれ、甘党さんにはたまらないケーキだと思います。

ミル・オハスは、1つ1.80ユーロ(253円)。600円越えのケーキが多いスペインでは破格です。 スペインのケーキ屋さんでミル・オハス見かけたら、ぜび挑戦してみてください~!

※1ユーロ:140円(2023年2月11日現在)

■今回購入した店舗の情報

店名:La Casita
住所:Av. de Guadarrama, 14, 28701 San Sebastián de los Reyes, Madrid, Spain
営業時間:平日 8:00~20:00、土日 8:00~14:30

撮影・執筆:香月実穂
Photo:(c)Pouch