サウナ大国として知られるフィンランド。
「自然が豊か」「福祉国家」「世界一幸せな国」など、ほかにも様々なイメージがありますが……実はユニークなイベントを数多く開催している国でもあるのです!
今回ご紹介するのは、フィンランド政府観光局がおすすめする「フィンランドで今年開催されるユニークイベント8選」です。
真冬に行われる「水着スキー」に異種混合すぎる「ヘヴィーメタル編み物世界選手権」、木を抱きしめることで情熱を表現する「ツリーハグ世界選手権大会」など、おもしろイベントが満載ですよ〜!
【フィンランドで今年開催されるユニークイベント8選】
■その1. フィンランド毛糸靴下ランニング大会
開催日 2月18日 / 場所 Orivesi
イベント名そのまま、毛糸の靴下をはいて森の中の雪道を走る競技です。
フィンランドでは、毛糸の靴下は民族衣装のようなもの。なおかつ、フィンランドは走競技選手を輩出する国としても知られているため、両方が合わさった大会が生まれました。
背景を知ると、なぜこのようなイベントが生まれたのか理解できますが、なんというか……めちゃくちゃ寒そう!!!!! しかし会場では温かい飲料やスープが提供されるほか、地元のサウナの入場券がもらえるそうです。よかった。
■その2. 水着スキーイベント
開催日 3月9日 / 場所 Jämsä
名前からして寒そうなイベントだな……と思いきや、寒冷療法×スキー×サウナを組み合わせているそう!
サウナの暑さと水着スキーによる寒さが交互にやってくる体験を通して、参加者が笑顔になり、さらに新しいことに挑戦する気持ちが生まれるように……という思いが込められているんですって! なかなかできない体験に、テンション上がって笑顔になれそうです。
■その3. 妻運び世界選手権
開催日 6月30日、7月1日 / 場所 Sonkajärvi
1992年から開催されているというこちらの大会。配偶者を抱えて最初にゴールした人は、妻の体重分のビール(!)がもらえます。
「配偶者を抱える」というけれど、競技中の姿を見るかぎり「肩に担いでいる」ような。しかも、水の中を突き進まなければならず、運ぶほうも運ばれるほうも超しんどそう!
お互いに協力しないと良い結果が出ないでしょうし、より絆が深まるかもしれません。
■その4. ヘヴィーメタル編み物世界選手権
開催日 7月7日 / 場所 Joensuu
ヘヴィメタと編み物……共通点なんかないように見えますが、実は熱狂的なメタルファンの中には大勢の編み物愛好家が存在するといいます。
そんな背景のもとに生まれたのがこちらの大会。編み物をする人がバンドの一員となって、ヘヴィメタが鳴り響く中で「編み技」を披露することで、そのパフォーマンスを競います。
ちなみに、フィンランドでは人口10万人あたり50以上のヘヴィメタバンドが存在しているんですって。ヘヴィメタ大国!
■その5. サウナ温め世界大会
開催日 7月8日 / 場所 Jyväskylä
テントサウナをいかに早く目標温度まで温めるのか競う大会。サウナ発祥の地・フィンランドらしいイベントじゃないですか!
なお参加チームは、観客や競技者を楽しませるために仮装することが奨励されていて、いちばん優れた仮装は表彰されるそうです。
■その6. お寝坊さんの日祭り
開催日 7月23日 / 場所 Naantali
名前が可愛いこちらのイベントは、フィンランド群島にあるNaantali (ナーンタリ) という海岸の町で毎年開催されている恒例行事。祭り当日に遅くまで寝ていた人は、年末まで怠けて生産性が低いと考えられています。
そうした背景ゆえに、この日はフィンランドの有名な「オフィシャル・スリーピー・ヘッド・オブ・ザ・イヤー」が早朝に起こされ、そのまま午前7時にバルト海に投げ込まれる(!)とのこと。いやまって、「バルト海に投げ込まれる」って、どういうこと!?
■その7. ツリーハグ世界選手権大会
開催日 8月19日 / 場所 フィンランド・ラップランド、Kittilä、Halipuuの森
いかに自然を愛しているか、木を抱きしめることで表現するこちらの大会。大切な人を抱きしめるみたいにギュッとハグする人もいれば、仰向けに寝転び腕を伸ばしてハグしている人もいて、なんとも独創的です。
フィンランドは、国土の75パーセント近くを森林が占めるヨーロッパで最も森林の多い国。だからこそ自然に対する愛情もより深いのかもしれません。
■その8. エアギター世界選手権
開催日 8月23日〜8月25日 / 場所 Oulu
毎年、世界中の人々がステージ上で「想像上の楽器(エアギター)」をかき鳴らす、こちらのイベント。日本でも非常に有名ですが、実は本イベントには「世界平和を推進する」という目的があるのをご存知でしたか?
主催者は「世界中の人々がエアギターを弾いていれば、誰も手に銃を持つことはできない」と語っています。改めて背景を知ると見方・感じ方が変わりますね。
【フィンランドに行きたくなってきた】
いずれもフィンランドならではの特性を生かしたイベントぞろい!
まだまだ間に合うものばかりなので、思い切ってフィンランドまでひとっ飛びするのもありだなぁ〜。
皆さんも参加してみたいイベントがあれば、勇気を出して1歩踏み出してみて。
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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