ひとり分のご飯を作るのってまあ面倒くさいなって思うことありませんか? そんなときに重宝するのが麺。深めのフライパンで適当に茹でて、そのまま具材放り込んで味付けして食べちゃいます。

ただ、これは簡単でいいんだけど、食べながら気になるのが栄養バランス。やっぱ食物繊維とかタンパク質とか、摂らなきゃなぁとは思うんですよ。炭水化物ばっかりってのもね〜。

ところがどっこい、お手軽さと栄養バランスを両立してくれる“麺”がいま巷で話題じゃないですか。そう、100%豆でできているZENBヌードル

編集部にZENBヌードルが届いたので、実際に調理して食べてみることにしました。はてさて、普通の麺とどう違うんでしょ?

【100%豆でできてる!ZENBヌードル】

ZENBヌードルは、黄えんどう豆を100%原料として作られている麺で、現在は太さ約1.7mmの丸麺と、太さ約1.1㎜の細麺が展開されています。

見た目的な太さの違いはスパゲティとそうめんみたいですが、丸麺が茹で時間6〜7分、細麺が茹で時間4分で、スパゲティよりは早く茹で上がり、そうめんよりはやや時間がかかるといった感じです。

このZENBヌードルのウリはなんといっても、豆100%でできているので、タンパク質や食物繊維が同量の小麦粉や玄米に比べて多く、逆に糖質は少ないという点。

つまり、味ついた麺だけ食べて済ませてしまいがちなズボラご飯の栄養価の底上げが期待できる食材ってことなんですよね〜! これは素直に嬉しすぎる。

【調理時間10分!】

といっても、そばうどんパスタにビーフンといったザ・炭水化物な麺類を食べ慣れてきた身が「豆100%の麺」を果たして“麺”として受け入れられるのか、が気になるところ。

それをたしかめるべく、ZENB公式サイトのレシピページを参考に「鶏×豆のWだし 旨味たっぷりZENB流ラーメン」を作って食べてみます!

用意するものは、ZENBヌードル丸麺1束とサラダチキン、鶏がらスープの素。

あとは水、塩、ごま油、トッピング用の万能ねぎ、ごま、黒胡椒です。

鍋でお湯を沸かしたらZENBヌードル投入。

このあいだにサラダチキンを割いておきます。ズボラなので、麺をよそう予定のどんぶりのなかでお箸を使って割きました。ちなみに万能ねぎは冷凍のものを使うのでノーまな板、ノー包丁です。

6〜7分経って麺が好みの固さになったら、鶏がらスープ、塩で味を整えてそのまま器にザヴァーッ!

ZENBヌードルの茹で汁には豆のエキスが溶け込んで “だし” になっているため、そのままスープに使えるんですって。

サラダチキンをそれらしく盛って、ごま油、万能ねぎ、ごまを散らして完成です!

調理時間、約10分。本当にササッと作れました。

【この食感、クセになりそ…!】

見た目はフツーにラーメンっぽい……では、いよいよ実食です!

ん! んんん! この麺の食感、イイ!! 

あのですね、なんか不思議なんですが、モチッとしてるのにサクッとしてるんですよ。いわゆる小麦麺のモチモチ感がありつつも歯切れが良い、と言えばいいのでしょうか。

かといって、箸ですくい上げただけで切れるようなこともなく、本当に、ちゃんとしっかり “麺” です。えー、なに? おいしい!

スープについては、シンプルながらも鶏がらスープとサラダチキンの塩気でしっかりコクと旨味を感じます。その中にやさしく感じる豆の風味がまた良いな〜。

サラダチキンのフレーバー次第で味のバリエーションをかなりつけられそうですし、ごま油の代わりにラー油でピリ辛、万能ねぎの代わりに柚子でゆず塩とかもイケそう。

そんな想像と手軽さも相まって、何度でも作って食べたい!と思わせる仕上がりでした。

ちなみにこのメニュー、公式によると1人分の栄養成分は以下のとおり。

たんぱく質 30.8g
食物繊維 12.6g
糖質 42.9g
塩分 3.6g

……タンパク質すごない???

【次は細麺を食べてみるぞっ!】

ダイエットや健康を意識すると、いわゆる「主食」の代替品をいろいろと試してみたくなります。でも調理にクセがあったり、匂いと食感が大きく違ったりすると、やはり取り入れにくいと感じることも。

その点、ZENBヌードルは “麺類” として普通に扱えましたし、そもそも麺じたいからそこまで強い豆の匂いは感じません。茹で汁も滋味深い味わいで、ちょこっと塩をするだけでスープとして飲めてしまうのも納得でした。

というわけでわたしのZENBヌードル初体験だったわけですが、正直予想以上においしくって、「次は何作って食べようかな?」とワクワク。

次回は、細麺の調理にチャレンジしたいと思いまーす!

参考リンク:ZENB(1)(2)
撮影・執筆:森本マリ
Photo:(C)Pouch