時間や場所を選ばないこともあり、このところ急激に重要が高まっているという「電話占い」。
しかし、ある調査によると、電話占いに不満を感じている人は9割にのぼるのだとか。
電話占いする人は増えているのに、満足できない人がたくさんいる。一見すると矛盾しているようにも思える調査結果をみて、私の頭の中に「電話占いにハマっていた昔の知人」が思い浮かびました……。
【どんな不満を感じてる?】
占いサービスなどを提供する株式会社プロペディアが、電話占い利用者113名を対象にしたアンケートによると、電話占いの利用回数で最も多いのは「1回~3回」。
また、「電話占いで不満を感じた」と回答した人は、113名中102名におよびました。どんなことに不満を感じたのか、利用者の声をのぞいてみると……?
「請求額みて1万円越えにびっくりです! 高すぎるよ!」(34歳女性)
「お祈りしますね。と言われて無言が続いたのはさすがにあり得ない!」(29歳女性)
「良い占い師もいますが、占い師と名乗るレベルじゃない人がたくさん。ちゃんと選別してほしい」(34歳女性)
「〇分でお願いします! と伝えるとあからさまに態度悪く占い師いるけどなんで?」(30歳女性)
「良いことだけ言われても気持ち悪いです。悪いこともしっかりと伝えてアドバイスをくれるのが良い占い師でしょ」(28歳女性)「明らかに時間稼ぎしようとしている占い師に出会うと笑っちゃいます」(25歳女性)
「無料特典を使ってお願いしたのですが、明らかにテンションが低かった」(22歳女性)
「口コミが良くてもやばい占い師はたくさんいます。あれはサクラなのでしょうか?」(26歳女性)
こうしてみると、金額や占い師との相性など、さまざまな理由があることがわかります。ちなみに、特に多く見られたのは「当たらない」「時間を延ばしている」という意見だったようです。
【私の身近にいた「電話占いにハマった人」の話】
かつての私の知人に「電話占いにハマった女性」がいました。
当時の彼女の年齢は20代後半で、口ぐせは「結婚したい」。働いたお金をすべてつぎ込む勢いで、占い師に恋愛相談していたようなんです。
「今月も占いに10万くらい使っちゃったけど、全然当たらないんだよね」
などと言いながら、今夜もまた占い師と長電話をする。当たらないのになぜ続けるのか不思議でしたが、思い返してみると、電話占いを語るときの彼女の表情にはなぜか充足感があったんですよね。
もしかしたら彼女は、占いにセラピーのような価値を見出していたのかも……? 今はもう疎遠になってしまったけれど、幸せに暮らしているといいなぁ。
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