秋になると、子どもが両手いっぱいに持って帰ってくる「どんぐり」。

ほっこりかわいいのものの、実際は保管場所など「そのあとどうすればいいの?」問題がつきまとうものですが……。

ジブリ作品のグッズを扱う「どんぐり共和国」では、「どんぐり銀行」という拾ったどんぐりを預けられる神サービスがあるようなのです!!

ぐっと寒くなってきたこの頃ですが、公園にはどんぐりの姿もまだまだ健在。さっそく実際に通帳を作ってきたのですが、かなり満足度の高い体験となりました◎

【どんぐり探しにもルールがあるよ】

「どんぐり銀行」はお金の代わりにどんぐりを貯めることのできるサービスです。本店を高知県大川村にもち、どんぐり共和国は支店として持ち込みができるとのこと。

ということで、まずはどんぐり探しからスタート!

預かってもらえるどんぐりは「自然に落ちた新鮮などんぐり」というのが条件。地面に落ちたどんぐりの中から、穴やヒビのないものを厳選して探していきます。

普段なら何個か拾ったら「もう終わりにしよっか!」と促してしまうどんぐり拾いですが、「今日は思う存分拾っていいよ!」と伝えると子どもも大喜び。新鮮などんぐり(響きが最高…!!)を求めて夢中で地面にしゃがみこんで拾いました。

大人も子どもも気分は小トトロです。

ただし、拾い集める際は生態系を壊さなぬよう、一箇所だけで拾わず場所を変えて少しづつ拾うように気をつける必要もあり。場所によって大きさや形の違いを見つけられるのも楽しいよ!

【キレイに準備してから預けましょう】

拾ったどんぐりは水洗いをしてから水につけて、底に沈んだものだけを新鮮などんぐりとして銀行に預けられます。ここで意外と減っていくどんぐり……!

あとは、水の試験に合格したどんぐりたちを自然乾燥させれば、準備は完了◎ ここでも日光に当てすぎるとヒビ割れてしまうので要注意です。

今回我が家で預けられるどんぐりは合計135個! コツコツと拾い集めた甲斐があったよ〜!

【レジで通帳発行!】

袋に入れたどんぐりを持って、どんぐり共和国の店舗へ行ってみるとレジ横に「どんぐり銀行出張店」の看板を発見。この看板もちょっと物語の世界のようでワクワクしませんか……!

店員さんにどんぐりを手渡すと、その場で待望のどんぐり銀行の通帳が発行されました。通帳の発行料に110円をお支払い。

名前の欄は子ども自身に書かせていただきました。自分で発行した初めての通帳がどんぐり通帳って最高じゃない……!

【貯めたどんぐりは苗木と交換できるのだ】

通帳の中には「ご入金」「ご出金」「残高」の項目があり、預けたどんぐりの数を記載していただけるのですが……1どんぐり=1D(どんぐり)の単位がかわいすぎる〜!

本格的な通帳の作りに大人もテンションが上がってしまいます! 今回は2024年9月よりプレゼント中のオリジナルステッカーも一緒にいただけました。

そしてどんぐり銀行の最大の魅力は、1年に1度「払い戻し」というかたちで苗木と交換することができるということ!

100Dで苗木1本を受け取るか、高知県大川村での代理植樹を選ぶことができるのです。拾ったどんぐりがやがて木になり、森となり、また生活にも返ってくるというステキな連鎖に参加できるのがうれしい!

今回は近くに店舗があったので直接持ち込みましたが、本店への郵送でもOK。詳しい準備方法などは公式サイトをチェックしてみてくださいね。

【今年中に、お急ぎあれー!】

大人も子どもも楽しいどんぐり銀行なのですが……実は、サービスは2025年2月で終了に。


・新規通帳作成
・どんぐりの預け入れ
・払い戻し
・景品との交換

は2025年2月まで受け付けOKなので、どんぐりを集めておくなら今がラストチャンスかも……!

ちなみに私がどんぐりを集めたのは11月末〜12月初め。まだ近くにどんぐりが落ちてるよ〜という方、おうちにどんぐりがあるよという方はぜひお急ぎくださいなー!

参考リンク:どんぐり共和国
撮影・執筆:にのうでプニ子
Photo:(c)Pouch