斎藤 (Kaori Saito)

映画ライター

映画誌の編集者を経て、フリーのエディター&ライターに。好きな映画はシニカルなコメディとミステリー系。好きな監督はウディ・アレン。

「斎藤香」担当の記事 (42ページ目)

ホラー映画『POV~呪われたフィルム~』のスタッフと出演者を悩ます怪現象がハンパなく怖い!


[映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します]

今回ピックアップするのは2月18日より公開されるホラー映画『POV~呪われたフィルム~』。Jホラー界の巨匠・鶴田法男監督作と聞くだけで、見る前から怖いです。『リング0 バースデイ』などの作品で、何度もホラーファンを震え上がらせた鶴田監督ですからね。

『POV~』は、モキュメンタリー・ホラー作品で、米国の大ヒットホラー『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『パラノーマル・アクティビティ』と同じ手法で撮られています。モキュメンタリーというのは実話のように撮影されたフィクションのこと。POVとはPoint of view=主観撮影のことです。 → 続きを読む

ドキュメンタリー映画『日本列島いきものたちの物語』の76歳のカメラマンが凄いらしい!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップしたのは2月4日公開のドキュメンタリー『日本列島いきものたちの物語』。ナビゲーションを担当するのは嵐の相葉 雅紀、長澤まさみ、ガレッジセールのゴリ、黒木瞳の4人。それぞれが自分の担当の動物たちの生態を、まるで動物たちの友だちや家族のように親しみを込めてナビしています。 → 続きを読む

『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女は傷つきながら、夢を見る』で明らかになるAKB48の光と影【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回のピックアップは1月27日公開のAKB48のドキュメンタリー『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女は傷つきながら、夢を見る』です。AKB48としては第二弾となるドキュメンタリー(第一弾は『DOCUMENTARY of AKB48 to be Continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』)で、監督はAKB48のミュージックビデオを手掛けてきた高橋栄樹。 → 続きを読む

映画『きみはペット』が韓国で上映禁止? チャン・グンソク人気、日韓の温度差が明らかに【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今週のピックアップは、1月21日公開のチャン・グンソク主演『きみはペット』です。小川彌生の同名漫画が原作で、小雪と嵐の松本潤主演で2003年ドラマ化(TBS)されたのをご存じの方も多いでしょう。韓国版リメイクは、人気絶大のチャン・グンソク主演映画! グンちゃんがヒロインのペットになり「ワン、ワン」と、癒してくれると想像するだけで、女性ファンにはたまらない映画となっています。 → 続きを読む

最新作『ヒミズ』で園監督が吠えた! 「震災背景なくして撮り続けることはできない!!」【最新シネマ批評】


[公開直前☆最新シネマ批評]
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今週ピックアップする作品は明日公開の映画、園子温監督の『ヒミズ』。主演の染谷将太と二階堂ふみがヴェネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞して話題になった作品です。 → 続きを読む

韓国映画『哀しき獣』で知る朝鮮族の真実の叫び!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今週のピックアップは、韓国映画『チェイサー』で映画ファンを震撼させたナ・ホンジン監督の新作『哀しき獣』です。『チェイサー』を超える作品なんてあるの? と思ったら、同じアクションサスペンス、同じ追跡劇でありながら、まったく趣の違う作品になっているのでビックリです! → 続きを読む

元旦公開『善き人』で明らかになる!なぜヒトラー独裁政治の悲劇は映画人に愛されるのか?【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今年最後の映画のピックアップは、2012年1月1日、元旦公開となりますヴィゴ・モーテンセン主演映画『善き人』です。1930年、ヒトラーが独裁政権を握っていたドイツを舞台に、善良な男が時代の波に押し切られ、さまざまな選択を迫られる物語です。 → 続きを読む

話題作『ニューイヤーズ・イブ』の監督は語る「寒さはキスの邪魔になる!」【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップする映画は本日公開の『ニューイヤーズ・イブ』。マンハッタンを舞台に男女&親子の悲喜こもごもの出来事を描きだした群像劇。それぞれのドラマが年越しの瞬間に迎える感動を描いたハッピーな作品なのです。 → 続きを読む

話題作『ミッション:インポッシブル / ゴースト・プロトコル』で明らかになるトム・クルーズのSMっぷり!?【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはトム・クルーズ主演の人気シリーズ『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』です。お正月映画として最大の話題作ゆえ、トム・クルーズも来日し、大々的にキャンペーンをしていたので、ご存知の方も多いでしょう。

このシリーズは毎回、監督をかえながらも、スパイ・アクション映画として成功を収めています。第1作目はブライアン・デ・パルマ、2作目はジョン・ウー、3作目はJ.J.エイブラムスと組んで成功をおさめてきましたが、今回はピクサー映画『レミーのおいしいレストラン』『Mr.インクレディブル』のブラッド・バードが担当しています。 → 続きを読む

生田斗真主演『源氏物語 千年の謎』でわかる! 女子が光源氏を好きな理由【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が、皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは明日10日公開の映画、生田斗真主演作『源氏物語 千年の謎』です。数えきれないほど映画化されてきた日本人が愛してやまない古典。この映画は紫式部が藤原道長の命を受けて「源氏物語」を執筆し、式部の綴る物語が劇中劇として登場するという、二重構造になっています。 → 続きを読む

生存率50%のガンと闘う主人公の映画『50/50フィフティ・フィフティ』がコメディになった理由【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは生存率50%のガンと宣告された青年を描いた『50/50フィフティ・フィフティ』。病と闘う物語は、ほぼ99%が涙涙の感動作ですが、この映画はなんとコメディ! これまでの難病映画とは違う、一風変わった映画となっています。

本作は脚本を担当したウィル・レイサーが体験した実話が元になっています。レイサーは20代でガン宣告を受け、その病を克服した経験があるのです。 → 続きを読む

3D映画『映画 怪物くん』の撮影で大野智のアート魂を刺激したものとは?【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは人気ドラマ「怪物くん」を映画化した『映画 怪物くん』です。今年の1月に3D映画化が発表され、クランクイン。2月には舞台となる「カレーの王国」の撮影でインドへ。

そして11月26日に公開という、怪物くんにとっては大忙しの2011年となりました。主演はもちろんドラマと同じく嵐の大野智。大野にとって、本作は初主演映画。そして本作はまさに3Dあっての映画となっているのです。 → 続きを読む

原発事故を風化させない!『カリーナの林檎 チェルノブイリの森』が叫ぶレベル7の怖さ!

【公開直前☆最新シネマ批評】映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。今回のピックアップは明日19日公開の映画で、1986年に起こったチェルノブイリ原発の事故をひとりの少女の生活を通して描いた『カリーナの林檎 チェルノブイリの森』です。

本作は2003年に制作されていましたが、当時チェルノブイリ原発の事故が日本では風化されてしまい、なかなか公開に踏み切ることができなかったようです。しかし、東北大震災、福島原発の事故による放射能の危険性に敏感になっている今、公開されることになりました。まさに今こそ見るべき映画になっています。 → 続きを読む

映画化不可能と言われた『マネーボール』が傑作になった理由【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、本日11日公開のブラット・ピットが製作&主演する野球映画『マネーボール』です。オークランド・アスレチックスの名物GM(ゼネラル・マネージャー)ビリー・ビーンのチーム改革を描いたこの映画。原作はマイケル・ルイスの同名著作ですが、映画化不可能と言われていました。 → 続きを読む

ニコール・キッドマンは主演作『ラビット・ホール』のためにウディ・アレンを振った!?【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップする作品は、明日公開の映画でニコール・キッドマン主演作『ラビット・ホール』。ニコールがアカデミー主演女優賞を受賞した『めぐりあう時間たち』以来、久々にアカデミー賞候補になった作品がいよいよ登場です。

閑静な住宅街に住む夫婦のベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)。表向きは問題のない夫婦に見えるが、実はひとり息子を事故で失っており、ベッカもハウイーも悲しみから立ち直れず、ひたすら思い出にひたり、耐えるばかりだった。

そんなときベッカは息子を轢き殺した犯人の青年ジェイソン(マイルズ・テラー)と出会い、なんと彼と交流を持つようになる……。 → 続きを読む

『ステキな金縛り』のエンドロールだけに出演した北海道の有名スターとは?【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今週のピックアップは三谷幸喜監督の新作『ステキな金縛り』。もう監督がプロモーションのための番組ジャック(?)をしているのでご存じの方も多いでしょう。三流弁護士(深津絵里)が、容疑者のアリバイを証明するために、落ち武者の幽霊を連れてきたことから起こる大騒動を描いた法廷ヒューマンコメディです。

さて、三谷映画といえば、オールセットのような独特なビジュアルが特徴だけれど、今回はロケ撮影も積極的に敢行。そしてワンシーンワンカットを封印して、カット割りにこだわりを見せるなど、新しい世界を見せています。 → 続きを読む

SFとウエスタンを合体!脚本家を困らせた映画『カウボーイ&エイリアン』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回のピックアップは本日公開の映画で、いまや007でおなじみの英国俳優ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが共演するSFアクション大作『カウボーイ&エイリアン』です。このタイトルを聞いたとき「B級なオバカSFかしら?」と思いました。西部のカウボーイとエイリアンですから、このミスマッチ感! ギャグにするしかないでしょうと。 → 続きを読む

市川海老蔵の目力が3Dになって飛び出す!?芸術的かつ感動的な3D映画『一命』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今月のピックアップ、明日15日公開の映画、市川海老蔵と瑛太共演、三池崇史監督作の『一命』です。カンヌ映画祭に出品され、壮絶な切腹シーンでは席を立った観客もいたという噂ですが、実際に観て驚愕! 私は2D上映で観ましたが、瑛太演じる浪人・求女の竹刀による切腹シーンは生々しく痛々しく、そのシーンがいまだ脳裏に焼き付いて離れません。これが3Dになったら……と思うとクラクラしてしまいます。 → 続きを読む

全米絶賛の映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』なんと猿にアカデミー賞の可能性がっ!?【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは何度もリメイクされた『猿の惑星』の新作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』。「え、また作ったの?」と思われても仕方がありません。この映画で7作目なのですから! オリジナルは猿に人間が支配された未来を描いていますが、最新作は人間が猿を支配している現代を舞台にしています。 → 続きを読む

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