大震災から1年が経過しようとしています。被災地はどのように復興への道をたどってきたのでしょうか。本日は、現在も3~4μSv/h(毎時マイクロシーベルト)という高い放射線量が検出されている、福島県飯舘村の動物にクローズアップします。
「村に残った犬」
のどかな山や畑に囲まれる飯舘村。原発事故以来、環境が激変した地域のひとつです。福島第1原発から北西に約40キロ離れていますが、風向きなどの影響で雑草や土壌などから高い濃度の放射性物質が検出されています。
住人たちは避難を余儀なくされ、震災前は約6千人が住んでいた村民も3月現在ではわずか10人弱が残るのみ。
人っ子ひとり人影が見られない村のなかで、アスファルトの道を勢い良く駆けてくる一匹の黒い犬を見つけました。村で生活を続けるご老人の愛犬コタロウです。
「触んなよ! 放射能まみれだがんな!」