もうすぐクリスマス。日本でも最近はカップルで過ごすより、グループで過ごす方が人気のようですが、いわゆるカップルが盛り上がるというのは日本だけ。アメリカやヨーロッパではクリスマスは家族で祝うイベントであり、カップルで過ごすと聞くと「かわいそう」とまで思われる可能性が。
ほかにも私たち日本人が知らない、クリスマスの過ごし方(アメリカ)をいくつかご紹介。
■祝うのは24日ではなく、25日である
いつからか日本人はクリスマスイブである24日をお祝いすることになったのでしょう? お祝いをするのは25日で、もちろん子供たちにプレゼントが渡されるのも25日です。25日の朝、ツリーの下に置かれたクリスマスプレゼントを家族で開け、豪華なランチ、もしくはディナーもその後に行われます。
■クリスマスにチキンは食べない
日本に住むアメリカ人が驚くことのひとつが、クリスマスイブのケンタッキー・フライドチキンの前の行列。クリスマスにファースト・フードのケンタッキーでチキンを買っている姿は不憫にさえ思う人もいるようです。アメリカでは感謝祭のターキーほど決まりきったメニューはないものの、ローストしたチキンを日常的に食べているのでクリスマスにチキンを食べることは典型ではありません。丸太のような大きなハムか、グース(雁)、プライムリブ、または、あまりいつも食べないローストポークを食べるのです。
■クリスマスケーキは食べない
生クリームたっぷりのおいしそうなケーキも日本ならでは。フランスでは雪が積もった丸太をイメージした「ビュッシュ・ド・ノエル」、アメリカはケーキではなく、パイやプディングが供されます。
■サンタ・クロースはいくつもプレゼントをくれる
日本の子供たちは欲しいものを考えに考えて、ひとつに絞ってサンタさんにお願いしますが、アメリカの子供は複数のプレゼントをお願いします。そして、そのほかにもパパから、ママから、弟から、お姉ちゃんからと家族、親類からプレゼントをもらう(プレゼントし合う)のです。なんだか感謝する心が薄れそうなこの風習。クリスマスに一気に物が増えるので困ると言う声も。
■サンタ・クロースにクッキーをあげる
アメリカの家庭では24日の夜、子供たちがお皿にクッキーをのせ、暖炉の上や窓際に置いておきます。サンタさんへのお礼の気持ちです。翌朝にはそのクッキーはなくなっていて、子供たちは「サンタさんが食べていった~!」と喜ぶのです。日本の家庭でも真似したい楽しい習わしです。
■チャリティーが増える
クリスマス精神のひとつが「Giving」であることから、このシーズンはチャリティが増えます。お店に行っても店員に「○○小児病院への寄付はなさいますか?」などと聞かれることも増え、「結構です。」と答えつつ(私ってケチ?)という罪悪感に苛まれるシーズンでもあります。ホームレスの収入が増えるのもこの時期だそう。
(記者/ mayuchico)
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