リクルートが発行している結婚情報誌「ゼクシィ」。分厚い本誌の重さはおよそ4キロと、嫁入り前のか弱い女子がお家に持ち帰るとなると相当の試練を強いられることとなります。人生ってこんなにも重いのね……と思わず壮大なところへトリップしちゃいそう。t

本誌に関しては以前Pouchでも付録に「婚姻届」が付いてくることをご紹介しましたが、現在発売中の10月号はさらにスゴイものが付いてくるとネットを中心に話題なっております。

それが、なんと妄想用 婚姻届なるもの!!! 妄 想!? わーっとうとう、禁断の世界に入っちゃいますか!

で、どんなものかと思いまして実際に購入してみました。

▲妄想用婚姻届

婚姻届を出したことがない記者でもわかる。妄想もなにも、婚姻届とは名ばかりのシートであります。

そこにある項目とは、たとえば「相手の呼び名(妻、奥さん、嫁、家内、ハニー:チェック式)」「互いの呼び名」「理想の献立」「休日のふたりの時間・過ごし方」「家事の分担」などなど。

なかでも結婚のケの字もやってこない独身記者を苛立たせたのは、「夫が帰宅したとき(ごはんにする? お風呂にする? それとも……:チェック式)」という、おのろけたっぷりな項目。「それとも……」の「……」空白がまたイライラするーう!

さらに記者にめまいを起こさせた項目が、「毎日のキスの有無・数(無、有)」。「有」の欄には、「出勤時、帰宅時、就寝時、他/ 計1日○回」という、もうそんなん細かいこと考えんでもいいやん! と、恋人いない独身者であれば発狂必至の選択肢が並んでいるのでした。結婚の予定がない独身者の方はくれぐれも見ないようにご注意を。

▲妄想用婚姻届の書き方など

もちろん本物の婚姻届も付いております。ひたすら妄想しまくった後は、正規版をご利用くださいませ。

それにしても普通に生活しているだけではモノが重すぎて頭にくることってあんまりないと思いますが、ゼクシィを買って家路に帰るとき、その重さがなんだか無性に腹が立ってきました。結婚が目前の方にとっては、幸せの重みなんだと思います。

(写真、文=メル凛子)