2013-01-22 17.09.31

クラゲと言えば、何をするわけでもなくフワフワと海を漂っている脱力系の不思議な生き物。海水浴で刺されたことがある人も多いと思いますが、「鑑賞することでストレスが低下する」という癒し効果も注目されていて、自宅で飼育している人もいるそうです。

そんなクラゲには沢山の種類がいて、中には驚くほど奇妙で美しい姿をしているものも。今回は、ギンカクラゲという美しくて奇妙なクラゲの写真をご紹介します。

ギンカクラゲ(学名Porpita porpita)は、漢字で書くと銀貨海月。真ん中の円盤型部分が ”銀貨” を思わせることから付けられた名前だそうです。英語ではBlue Button Jelly(青ボタンクラゲ)と言います。まず名前が可愛い!

円盤部が最大で4cm程度の小さなクラゲです。特徴的なのが円盤の縁と周りの感触体と呼ばれるヒラヒラ部分の鮮やかな色。すこし緑がかった鮮やかな青はまさに海の色のようで、とっても涼し気ですよね。

暖かい海に生息し、日本でも黒潮が流れる地域で多く見られるそうです。浜辺に大量に打ち上げられることもあるそうですから、結構ポピュラーな存在なのかしら。ただしもし遭遇することがあっても、うかつに触らないようにしましょう。毒性は微量ですが刺すこともあるそうです。

それにしても、こんな奇麗なクラゲなら、たしかに飼って眺めてみたい気持ちがわかります。暗いところでライトに照らされてフワフワしている姿を想像するだけで、なんだか落ち着くような気がしてきます。ほんとに不思議な存在ですよね。

YouTube動画『ギンカクラゲ – Blue Button Jelly』などでもこの不思議なクラゲくんの漂う姿が見れますので、是非チェックしてみてください。

(文=黒澤くの)
参照元:blogthebeach.com(http://goo.gl/IMKhe)、
oceanexplorer.noaa.gov(http://goo.gl/20rO1

▼動画はこちら




▼ミステリアスな姿

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▼打ち上げられた姿

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▼こちら裏側

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