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写真や動画を投稿し共有できるサービス、Instagram。もしかしたら、あなたもユーザーのひとりかもしれませんね。

海外サイト『PetaPixel』によると、近頃Instagramを利用して動物を販売する行為が増えている、とのこと。これにより動物が理不尽に虐殺されかねないとして、動物保護団体が警鐘を鳴らしているようです。

Instagram上、ハッシュタグ「“#forsale」で検索すると、出るわ出るわ、なんと140万件以上もの動物写真がヒット。そのほとんどが犬や猫ですが、中にはウサギやヘビ、馬やヒツジ、そしてヤギなどの姿も見受けられます。特にヒツジやヤギに関しては、中東などで、食べるため、または宗教的儀式などに使用するための需要があるからなのだとか。

動物保護活動家のアンドリュー・タイラーさん曰く、「外来種を販売したり、不要になったペットを売ったりするなどという非常な行為を認めてはなりません。宗教的儀式で虐殺される未来のために育てられる動物たちが存在することを、皆知るべき。Instagramは非道な動物売買を厳しく管理すべきなのです」とのこと。

Instagram側はこれに対し、今のところコメントを出していないようです。ちなみに大手ショッピングサイト『Amazon』『eBay』は、サイト上で生きた動物を販売することを、厳しく禁止しています。

お金のため、まるで物であるかのように売られてゆく動物たち。命がさも軽く扱われているという現実を直視することが、彼らの権利を守ることに繋がり得る。そのことを、私たちはもっと真摯に考えるべきなのかもしれませんね。

(文=田端あんじ)

参考元:PetaPixel

▼こんなハッシュタグが存在していたとは……

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