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記者の望みは、ステキな彼氏をつくることです。

彼氏、ほしいいいい!!!!! それを叶えるべく、静岡県伊豆市にある「恋人岬」に行ってみることにしました。「恋人岬」は幸せパワースポットとして知られており、岬の先端にラブコールベルが設置されています。それを3回鳴らすと恋が実るというのです。

東京駅から新幹線、伊豆箱根鉄道、東海バスを乗り継ぎ、ようやくたどり着いた「恋人岬」。しかし、そこで記者は地獄を見ました……カップルばっかり。老いも若いも男女ペアで、ひとりぼっちなのは記者だけ。間違えた……完全に来る場所、間違えたぁ~!!!!!

土肥温泉旅館協同組合ホームページ「といに恋」には恋が実ると書かれていましたが、あとで調べたところ、どうやらカップルが永遠の愛を誓い合う聖地だったようです。信じられないミステイク、これはやるせない!

まず、到着した時点でイヤな予感がしたんです。そこかしこの看板に踊る「結婚」の文字……あのぉ~、相手がいないから来たんですけどぉ~……。大量にぶら下がる「熱愛宣言」の絵馬……えっとぉ~、熱愛宣言する相手がいないから来たんですけどぉ~……。

さらに悪いことに、ラブコールベルが設置されている岬の先端までけっこう距離があり(約700m)、イチャイチャと手をつなぎながら歩くカップルにはさまれながら、無言でうつむいて歩く記者。これはツライ、ツラすぎるであります!!!!!

彼女「(海を見て)うわ、見て! キレイ!」
彼氏「ほんとだね。地球は丸いって感じだね」
彼女「そうだね、キレイだね」

そんな会話を聞きながら、ひたすら無言でうつむいて歩く……まさに地獄。

いや、それ知ってるし。ってか、もしかしたら、地球は丸くない可能性だってあるんじゃあないしょーか!? そのあたり、自分の目で見たこともないクセに決めつけていいんでしょーか!? とか、まあ、心の中で呪詛を吐きつつ、ひたすら無言でうつむいて歩いたワケです、はい。

ようやく、ラブコールベルのある岬の先端に到着。幸せそうなカップルがラブコールベルを一緒に鳴らす中、ひとりぼっちでラブコールベルを鳴らす記者。(この人、まさかひとりで来たの!?)っと言いたげなカップルの視線を感じながら、ちゃんと3回鳴らしました。ひとりぼっちで……カラーン、コローン、カラーン♪

仕方がないので、エアー彼氏と熱愛宣言することにしました。エアー彼氏というのは記者の脳内に存在する彼氏であり、実体はありませんがいつもすごく優しくしてくれます。エアー彼氏って……このままで大丈夫なのか、自分の将来が不安になった一日でありました。

■スポット情報 『恋人岬』
住所:静岡県伊豆市小下田3135-7
電話:0558-99-0026(恋人岬事務局)
営業時間:散策自由

(写真・文=夢野うさぎ
参照元:といに恋

▼レトロな電車で三島駅から修善寺駅を目指します!

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▼修善寺駅からバスで約70分、恋人岬に到着!

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▼来年2月14日までに結婚……か……

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▼熱愛宣言の絵馬の数に驚愕……

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▼ラブコールベルまでの道のりはややハードです

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▼途中に「金の鐘」というのがありました

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▼ひとりぼっちで鳴らしてみます……ちゃんと3回ね

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▼この先にラブコールベルがあります

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▼カップルばっかり……泣

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▼ひとりぼっちでラブコールベルを鳴らしました

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▼あ~、地球ってまるいんだなぁ~(棒読み)

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▼記者も熱愛宣言をしてみました!

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▼責任、とってね♪

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