■可愛いお手頃LCC「バニラエア」

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さて、お次は飛行機です。「エアアジア・ジャパン」としては一度撤退したものの、ANA傘下の「バニラエア」として復活を遂げたLCC。今回、LCCを利用することは決めていたものの、ギリギリまでジェットスターかバニラエアかで悩んでいました。日程の調整をした上で、最終的に一番安かったバニラエアを選択。受託手荷物20kgが1個まで無料で、成田(東京)―新千歳(札幌)間の運賃は6500円! なんちゅう安さか……。ウェブサイトから予約したのですが、決済手数料込みでも7000円弱。ほんまかいな。

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実は、バニラエアの料金体系は2014年10月26日から刷新されることになっていて、14年度冬期運賃は、成田(東京)―新千歳(札幌)間で4800円となり、その分受託手荷物には別途料金がかかるようになります。身軽な旅行客にはさらに安くなる、というわけですね。ただ、受託手荷物20kg+座席指定プランも6300円となるそうなので……んんん、結果的にさらに安くなったってことかも!? 詳しくは、バニラエアのウェブサイトでご確認くださいね。

本題に戻って、チェックインと荷物の預け入れです。

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実は記者の手荷物は「機内持ち込み可」サイズのキャリーケースだったのですが、無料だし、ってことで敢えて預けてみました。LCC利用で荷物を預けるのは初めてでしたが、やりとりじたいは一般的な飛行機と同じです。ただ、帰り(新千歳―成田)は、チェックイン後にANAのカウンターへ行き、そこで手荷物を預けるという手順が必要でした。

出発ロビー入り口は、受託手荷物カウンターのすぐ横。

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スプリングジャパン(春秋航空、中国・上海のLCC)と共用ですが、広々としていて、「Vstore」という売店もあります。おかわり自由のコーヒーが260円で販売されていたのですが、機体繰りなどの影響で遅延の多いLCC、これはひょっとするとかなり需要のあるサービスかも?

さらにはバニラエアオリジナルグッズの販売も。成田空港のキャラクター「うなりくん」と、バニラエアのコーポレートカラー黄×青の組み合わせ、違和感なさすぎでした。

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搭乗時間が来ると、座席順にゲートを抜けてバスに乗り込み、機体まで移動します。

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いよいよシートに着席してみると、あらら、なんだか足元余裕ありますね! 記者の身長は150cm、決して長い足はありませんが、それでも普通に利用する飛行機と変わらない広さのように感じました。実は以前、別のLCCを利用したことがあるのですが、「こんなに座席が狭いんだな〜」というのが正直な感想だったのです。これなら2〜3時間程度のフライトなら、まったく気にならなそうでホッとしました。

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機内の読み物も充実していましたよ! デザインの可愛いフライトご飯のメニューに、たびのクーポン冊子。クーポン冊子はお得情報もたっぷりで、中には「バニラエアの搭乗券で定期観光バスの料金が10%OFFになる」といったものも。「お一人でもお申込みがあれば運行します」の文字が心強いぜ……。出発前には「定期観光バスを使う」という発想がなかったので、こうして情報に触れられるのはありがたかったです。

なんだかんだと写真を撮りまくっていると、お隣に座っていた方が「あの……これも写真に撮ります?」と”バニラエア特製 とろ〜りクリームパン(250円)”を差し出しつつ、お声をかけてくださいました。

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わわわ、いいんですか、ありがとうございます! と前のめりになると「なんだか一生懸命にいろいろ写していらっしゃるから」とニッコリ。うひょー! まんず、はんずかす〜!!! おかげさまでこうして記事になりました、ありがとうございました。クリームたっぷりでおいしそうでしたよ〜♪

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機体は定刻通りに出発、約1時間50分のフライトを経て成田から新千歳へ。預けた手荷物もスムーズに出てきて、無事に北海道へ降り立ちました。あー、なんでもっと早くにこうして札幌に遊びに来なかったんだろー! と思わず声に出るくらい、安くて快適な空の旅でした。

これまで北海道へは、ANAやエアドゥの利用が多かった記者。その理由は、国内旅行において成田発着を選択肢に入れたことがなかったこと、また行き先の関係で、そもそもLCCが就航していないことがありました。ですが札幌であれば、LCCを利用しない手はないと今回の旅で確信。

たいして長いフライトでもないし、それほど荷物が多いわけでもありません。座席指定や受託手荷物などのオプションを除外すれば、最安値でひとっ飛びできてしまいます。現地についてから美味しいものをいっぱい食べたいわけですから、機内にはペットボトル飲料を持ち込めれば十分ですしね。成田空港までの交通手段は、前述のシャトルバスで解決です!

いかがでしょうか。ひとり旅でも、もちろんそうじゃなくても、「LCC利用で移動のコストを抑える」ということを選択肢のひとつとして持っておくこと。実際に利用してみて、記者はそれをおすすめできると思いました。皆様の秋旅、冬旅の参考になれば幸いです。

参考元:THEアクセス成田Vanilla Air(バニラエア)
撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch