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「オレンジジュースを飲むオレンジ」のパッケージが印象的、「バヤリースオレンジ」。

こちらを沖縄県にて販売している「沖縄バヤリース」が12月26日、同社で製造した最後の同商品を出荷、事実上42年の歴史に幕を下ろしていたことが判明。30日に解散すると、「琉球新報」が報じています。

【バヤリースが “もう飲めなくなる” わけではないよ!】

とここで、「なになに!? バヤリースがなくなっちゃうの!?」と思ったみなさま、そうではないのです。

・おなじみの銘柄は今後も引き続き製造されます
無くなってしまうのは「沖縄バヤリース」という会社のみ、その後営業権は「アサヒ飲料」に譲渡され、「バヤリースオレンジ」など4銘柄は同社の子会社「アサヒオリオンカルピス飲料」で製造されるんですって。ちなみに本土で販売されている「バヤリース」商品は、そもそも同社から販売されております。

【経営難に陥っていた “沖縄バヤリース” 】

記事によれば、県外飲料メーカーとの競争などによる、度重なる経営難。それにより老朽化した工場へ設備投資する余裕がなくなるなど、後継者問題も重くのしかかっていたという「沖縄バヤリース」。

【味は変わってしまうのか】

本土の「バヤリースオレンジ」が「果汁20%、オレンジ・みかん混合」であるのに対し、沖縄バヤリースから発売されている同品は「果汁10%、オレンジのみ」。この点もやはり、譲渡と共に変わってしまうのでしょうか。そう考えると、非常に寂しいものがありますね……。

【ツイッターの声】

このニュースを知ったツイッターユーザーのみなさまも、続々反応。「なくなるのはさびしいな……」「願わくば “沖縄バヤリース” として残っててほしかったなあ」といった具合に、哀愁漂うコメントが多数、寄せられておりました。

一方で、幼い頃から親しんできた「バヤリースオレンジ」がなくなるわけではない、そのことを知ってホッと一安心したという方も多数。このことから、未だ根強い人気を誇っているのだということも、垣間見ることができました。

とりわけ沖縄出身の方々にとっては残念であろう、同ニュース。「沖縄バヤリース」さん、今まで本当にありがとう。そして、お疲れさまでした!

参照元:琉球新報
執筆=田端あんじ (c)Pouch