DSC_3732
突然ですが、「カラダにいい食べ物」というのは総じて美味しくありまっせん! はっきり言って「不味」っす!

苦かったり、酸っぱかったり、食べにくかったりと、デメリットが多い。だけど、健康のためなら(痩せられるなら)、という信念のもと口にすることができる……それが健康食品なのです! と記者は思っておりました。

しかしそんな記者に革命が起きました……寝かせ玄米(酵素玄米)というものを味わったときに!

そもそも玄米はビタミン・ミネラル・食物繊維、酵素が豊富。健康維持はもちろん、美容効果やダイエット効果が期待できる秀逸な食材。唯一の欠点といえばモソモソする食感の悪さ、ですが、そんな玄米を炊いてからじっくり寝かせることによって食感を劇的に向上させたものが「寝かせ玄米」なのです。

が、しかしこの「寝かせ玄米」かーなーり作るのが大変。以前Pouchでも作り方をご紹介したのですが、完成までに要した時間はじつに80時間!! 面倒くさがりな私(記者)は作ることも待つこともできやしない……。

そんな、美容に最高&お味も最高、だが面倒すぎる「寝かせ玄米」だけど、なんと手軽に食べられる店があるみたい! これは行ってみないとだね!!

ということで、今回ご紹介するのが『寝かせ玄米おむすび専門店 いろは』。寝かせ玄米をリーズナブルに食べられる、というちょっと贅沢なお店なのです。

場所は池袋より徒歩3分。池袋の新スポット「WACCA IKEBUKURO(ワッカ イケブクロ)」の館内1階に店を構えております。こぢんまりとしているものの、ぬくもりある和風カフェの雰囲気。
DSC_3743
直しdsc_3742

メインの寝かせ玄米のおむすびは、お店に入ってすぐのショーケースにズララッと鎮座。しっとりツヤツヤと輝く寝かせ玄米のおむすびたちは、どれこれも美味しそ〜。具は塩や鮭などの定番はもちろん、ザーサイ菜炒めに炙り牡蠣などおにぎりの具としてそそられるモノばかり。一緒に並んでいるおはぎやお稲荷さんも気になるぅ!
DSC_3727
DSC_3726

【店員さんの肌が……凄すぎる!】

ツヤッツヤな玄米おむすびもさることながら、さらに驚いたのが女性店員さんのお・は・だ。この乾燥した時期にもかかわらず、みなさんお肌がツヤツヤでみずみずしいー! これも寝かせ玄米効果なのかと美容効果を期待し、早速注文へ!

【お値段は意外にも……お安い!】

おむすびのお値段は1個140円〜と意外にもリーズナブル。単品でいただくのもいいですが、今回はおむすび2個とおばんざいと味噌汁がついた「いろはセット(合計から60円引き)」を注文することにしました。
DSC_3728
<記者が今回注文したもの:いろはセット+単品注文>
・寝かせ玄米おむすび:塩むすび(160円)/五目お稲荷さん(140円)
・おばんざい:蒸し鶏のごま酢和え(150円)
・本日の味噌汁:団子汁(200円)
※単品注文:おはぎ(黒ゴマ)(160円)

DSC_3733

【いざ実食! ポイントは噛めば噛むほど……!?】

・塩むすび
まずは素材の味をごまかせない「塩むすび」から実食。小豆と塩で炊かれた寝かせおむすびは、一見すると何の変哲もない赤飯のよう。
DSC_3735
されど、口にした途端、粘り気の強いモチモチ感と噛み切る瞬間のプチプチ感がすごい! 想像以上のモチモチとプチプチのオンパレードで、一口が大きいとかなり噛み続けなければなりません。
DSC_3740
しかし、噛めば噛むほど玄米の旨味に塩と海苔の香りが鼻からふわぁ〜と抜けていき、美味しさの幸福感が急上昇! 日本人なら誰もが知っている「塩むすび」の美味しさにたどり着くのです。そうか〜食べ物はよく噛むほど美味しいってばぁちゃんに言われたな--……と走馬灯をみてしまうほど。

・五目お稲荷さん
油揚げに包まれた寝かせ玄米の上には、刻み生姜とゴマが盛られています。この刻み生姜のシャキシャキした歯ごたえが、モチモチの玄米と混ざり合ってちょうどいい食感のハーモニーを楽しむことができます。寝かせ玄米は、噛みたくなくてもたくさん噛まなければならないので歯ごたえのあるものと一緒に食べたほうが飽きずに美味しく食べられると知りました。
DSC_3736
また、お稲荷さんの醍醐味でもある油揚げの旨味を吸った玄米部分は、噛むと油揚げの味がジュワっとあふれ出てくる。されどサッパリした甘酢の風味のおかげで、コッテリし過ぎずちょうどいい塩梅。

・おはぎ(ゴマ)
寝かせ玄米の特性をとてもよく生かしているのが、このおはぎ。普通のもち米よりも粘りが強く、プチプチとした歯ごたえも楽しめるので、普通のおはぎが物足りなく感じてしまうほど。黒ごまの香ばしいかおりを感じつつ、ごまの甘みと玄米の塩気がお互いを引き立てあい、丁度いい味わいを演出してくれます。もう一度食べたい、もう一度食べたい、一口一口が野望に満ちてしまうズルいおはぎなのです。

それぞれのおむすびには、玄米独自の臭みやパサパサ感、もさもさ感などは一切ありませんでした。玄米が苦手なひとでも、美味しく食べられます。

【おばんざい&味噌汁も噛めば噛むほどのうまさだった!】

・蒸し鶏のごま酢和え
たくさんの胡麻がかかった、水菜、玉ねぎ、レタス、蒸し鶏のサラダ。ごまの風味がよく、鶏肉もしっとりして美味。とてもサッパリした味わいなので、おむすびと一緒に食べるよりも、ソロて食べたくなるおかず。寝かせ玄米のおかげでよく噛むクセが付いたのか、シャキシャキとよく噛んでサラダをいただく。野菜って甘かったんだなぁと当たり前のことを新発見できました。
DSC_3734
・団子汁
大きめのお椀にたっぷり入った味噌汁は具がたっぷり。ざく切りにされた人参、キャベツ、玉ねぎなどの野菜ともっちりしたお団子がごろり。野菜の甘みをたっぷり感じられる味噌汁は、ほっこりしてしまう味わい。母親が作ってくれたような、安心感たっぷりの美味しさでした。
DSC_3737

【まとめ】

寝かせおむすび3個・味噌汁におばんざいを完食! どれもこれも、「ほっ」とする美味しさで、毎日食べたくなるものばかり。寝かせ玄米・健康食品という高み存在ではなく、普段の生活で当たり前の存在になってくれそうな食材でした。

また、少なく見えた量だったけど、かーなーりお腹いっぱい。ラーメンを汁まで飲んだくらい満腹です。やはり「よく噛んでたべた」という点が大きいのだろうと記者は思いました。ここに訪れたことで「よく噛む」という行為は、素材の味そのものの美味しさを最大限に引き出す行為だと改めて実感することができました。美味しいものを食べている、そんな幸せと健康を与えてくれる「寝かせ玄米おむすび専門店 いろは」に是非みなさんも行ってみてくださいね。
DSC_3730

●お店の情報●
【寝かせ玄米おむすび いろは】
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1WACCA IKEBUKURO 1階
営業時間:11:00〜21:00
定休日:年中無休(年末正月のぞく)
TEL:070-6469-4168

撮影・執筆=百村モモ (c) Pouch

▼ねば〜っと糸を引くほどもっちりしているのがお分かりいただけるだろうか

DSC_3740

▼店内では寝かせ玄米の真空パックや玄米なども販売してるよ!

直しdsc_3742<img