タトゥーというものはいわば、「一生脱ぐことができない服を身にまとう」ようなものです。もちろんレーザー手術で除去することは可能だけれど、ね。
しかしながら、レーザー手術をもってすらも、綺麗でまっさらな “生まれたままの状態” と全く同じになるのは難しい。だからこそタトゥーに憧れる人々の多くは、モチーフを入れるその前に、悩みに悩むのです。
本日みなさまにご覧いただく作品は、そんな方にとって非常に便利なアート・アプローチ。
【肌の上でうごめくタトゥー】
「Oskar & Gaspar」によって制作・プロデュースされ、動画サイトVimeoに投稿された同作で展開されているのは、あらかじめタトゥーが施された肌の上で進行していく、プロジェクションマッピングです。
【まるで生きているかのよう……!】
右肩部分から腕にかけて彫られたタトゥーがじわじわと胴体へ伸び、やがて体全体を包み込んでいく様は非常に美しく、幻想的。
皮膚に描かれたキャラクターが表情を変えたり、模様が動いたり、はたまた色が様変わりしたり。
目まぐるしく、しかしながら規則正しくその様相を変化させてゆく過程に、きっとあなたもぼーっと見惚れてしまうはず。そして同時に、「この方法は便利!」と、膝を打ってしまうはず……!
【タトゥーを入れる際のイメージ作りに便利かも】
タトゥーを入れるその前に、あらかじめ何度も何度もシミュレーションできたとしたら、きっと後悔することも少ない。
【挑戦してみた~い!】
若かりし頃、胸元かうなじ部分、あるいは腰の部分に蝶のタトゥーを入れようか散々迷った経験のある記者(私)としては、このシステムを「世界各国のタトゥースタジオに取り入れてほしい」と切に願うばかり。
迷いに迷ったあげく結局入れることはなかったうえ、今も入れる気はないけれど、これを観たら、試しにシミュレーションしてみたくなっちゃったよぉ!
参照元:Vimeo(Oskar & Gaspar)
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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