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1月10日に逝去された、英ミュージシャンのデヴィッド・ボウイさん。1月12日、英ロンドンにおいてファンが行った路上のパフォーマンスが、現在ネットで話題になっているみたい。

ユーザーMy Daughter’s Armyさんによって自身のツイッターに投稿されていた映像。そこに映っていたのは、小雨降りそぼるなか集まっている数多くの人々が、ボウイさんの名曲『スターマン(Starman)』を大合唱する姿……!

【『スターマン』ってどんな曲?】

同楽曲は、1972年にリリースされたボウイさんの5作目にして、代表作のひとつでもあるアルバム『ジギー・スターダスト(原題:The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)』に収録されています。

自らを異星からやってきた架空のスーパースター「ジギー」とし、ロック・スターとしての成功からその没落までを描いた物語として作られているこのアルバム。

この曲はその中の1曲であり、リリース時期にはステージでも「ジギー」としてパフォーマンス。「ラジオを通じて宇宙からメッセージを送ってくるロックスター」という同曲は、メイク、コスチュームなどを含め、とても斬新なものとして受けとめられました。

そして多くの人々が影響を受けたことは、この動画からも伺うことができます。

【ネットの声】

「なんて美しいのだろう」
「投稿してくれてありがとう」
「とても悲しい」
「泣ける」
「素晴らしい……」
「こんな素晴らしい映像、今まで観たことがないよ」

これらは、ツイートに寄せられたコメントの数々。記者(私)も映像を目にした瞬間、胸がジーン。目頭が熱くなってしまったわ……。

【きっと聴いたことがある】

タイトルを聞いてピンとこなくとも、楽曲を耳にすればおそらく、大多数の人が「ああ!」と頷くであろう『スターマン』。

このフレーズを口ずさみながら、空を見上げ、哀悼の意を表するロンドンの人々。

「空でスターマンが待ってるんだ 彼はやって来て 僕らに会いたがってる だけど 僕らの心を乱すんじゃないかって思ってる(There’s a starman waiting in the sky He’d like to come and meet us But he thinks he’d blow our minds)♪」

そして映像にはありませんが、この曲では、こんな歌詞が続きます。

「彼は言ったよ 子どもたちをロックに夢中にさせるんだ 子どもたちにロックを聴かせて 子どもたちをみんな ロックに合わせて踊らせるんだってね(He told me Let the children lose it Let the children use it Let all the children boogie)」

本当の “スターマン” となってしまった天国のボウイさんに、昔は子どもだった大人たちの歌声は、必ずや届いたことでしょう。どうぞ、安らかに。

参照元:Twitter(My Daughter’s Army)
執筆=田端あんじ (c)Pouch


▼原曲はこちら

▼最後のアルバムとなった『★(Blackstar)』より『I Can’t Give Everything Away(私はすべて渡すことができない)』もあわせてどうぞ