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一般的なアニメーションは、イラストを動かすために、シンプルな線と塗りで描かれていることが多いですよね。それでも1秒間に12コマ、多いときには24コマ使われていると考えると、アニメーション制作って大変だなあと思うわけですが。

それを、油絵でやろうとしているチャレンジングな人々がいることをご存知でしょうか。ゴッホの生涯を、唯一無二の絵画で綴ろうという壮大なプロジェクト「Loving Vincent」。その最新トレーラーを本日はご紹介いたします。

【参加している画家は30人!描かれる絵画の数は…】

2012年に最初のトレーラーが発表され、2013年から正式にキックスターターでプロジェクトを開始した「Loving Vincent」。これは、普通のアニメーション映画のようにフレームの1コマ1コマをゴッホの絵柄を尊重した油絵で描きながら、その生涯を綴ろうというもの。

参加しているペインターは30名、80分の映画を作るためのフレーム総数=描かれる絵画の数は、なんと56,800枚になる見込みなのだとか。どれくらい時間がかかるものなのか想像もつきませんが、気が遠くなるほどの作業であることは、間違いなさそう。

【絵画の世界に引き込まれるような魅力】

実際にトレーラーを見てみると、そのなめらかな動きに思わずゾクッとしてしまいます。それこそゴッホの絵画のように、色鮮やかでモチーフがくっきりと印象に残る場面もあれば、モノクロ映画のように人物の視線や動きが際立つ場面もあって。

なんだか本当に、絵画の世界に入り込んでいくような気持ちにさせられるんです。トレーラーを見るだけでも、まったく新しい映像体験であることは間違いなし。ぜひ、HDクオリティで視聴してみてくださいね。

当初予定されていた製作期間の2年はもう過ぎてしまっているため、完成がいつになるのかだけが気がかりですが……最新トレーラーも公開されたことですし、順調に進んでいると信じて待ちたいです!

参照元: Facebook / Lovingvincentmovie
執筆=森本マリ (c)Pouch

▼不思議な世界に入り込んでいくみたい

▼こちらは初出のトレーラー

https://www.youtube.com/watch?v=r3LSfvcmrf0