「居酒屋は大人がお酒を飲む場所」と考えている人が多いいっぽうで、今の時代、子どもを連れても行けるカジュアルな居酒屋が増えているのもたしか。皆さんは「子連れで居酒屋」についてどう思いますか?

先日発表されたのは、ウェブサイト「カラダノートママびより」のユーザーを対象に実施された「飲酒や居酒屋の利用状況」に関する調査結果。そこからは子育て世代の当事者が考える、「子連れで居酒屋」に関する本音を垣間見ることができます。

【子育て中はほとんどが「家飲み」派】

2031名へのアンケート調査の結果によると、23%にあたる470名が「ふだんお酒を飲む」と回答。そのうちの4割弱が「週に3日以上飲んでいる」となったそう。その一方で居酒屋へ週に1回の頻度で行くのは全体の2.7%と少数。月に1回以上出かけているのは29%という結果に。

どうやら、子どもがいる人がお酒を飲むなら「家で晩酌」というスタイルがほとんどで、居酒屋に飲みに行くのはハードルが高く感じていることがうかがえます。

【ファミレスじゃなくて居酒屋を選ぶ理由は?】

次に、家族で気軽に利用できるファミレスではなくて、あえて居酒屋を選ぶ理由について結果を見てみると……。

半数を超える52%が「食べたい / 飲みたいものがある」と回答。たしかにファミレスにはない、居酒屋でしか食べられないメニューってありますよね。それに毎回ファミレスばかりというのも飽きてくることも。

ただし、居酒屋を利用する際は「座敷などの設備面が整っているか」「子供の食べたいものがあるか」「比較的早い時間帯で来店する」といった点に注意して、心配りしている人も多いようです。

【子育て世代の間でも賛否両論】

そして子育て世代当事者に子供を居酒屋に連れて行くことに対する賛否を聞いたところ、約50%が「どちらとも言えない」、28%が「反対」、22%が「賛成」という賛否両論な結果に。

賛成派の理由としては「やっぱりママも飲みたい」「お母さんも息抜きは必要」「居酒屋に限らず、子供がいることで飲食の機会を奪われたくない」といった声が、反対派の理由としては「居酒屋というのは大人が嗜む所なので子供を連れて行く環境ではない」「タバコの匂いが気になる」「酔っ払いの大人の世界で、子供に気遣う場所でない」といった声があがっています。

私自身も子育てをしている身ですが、「どちらとも言えない」が半数だったことには納得できます。居酒屋といってもキッズルームや個室があったりなど家族での来店を歓迎してくれるところもあれば、逆にどう考えても子どもを連れて行くような環境ではない居酒屋もある。お店によってさまざまなので一概に言えないと感じます。

【皆さんはどう思う?】

何にせよ、この問題で大事なのは、子供連れの人たち、他のお客さん、お店の人たち全員が心地よくいられることではないでしょうか。

そのためには開店直後など他のお客さんの少ない時間に行くというのもひとつだし、個室があるお店を選ぶのもひとつ。私は食べログや周りのママたちの口コミなどから、子連れで行って大丈夫そうかをかならず事前にチェックしてお店に行くようにしていました。

折しも年末年始と子供連れでの外食が増える時期。子育て世代の方はいま一度、子連れでの居酒屋について考えてみるのもいいかもしれません。

参照元:プレスリリース
画像:Pouch編集部
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch