アメリカ・マテル社の着せ替え人形「バービー」。1959年の発売以来、時代に合わせてそのビジュアルは変遷し、体型や人種の違いもしっかりと表現されたバービー人形が数多くリリースされています。

生誕60周年を迎える中、2019年6月に発売されるバービーたちの中でひときわ注目を浴びているのが「車いすに乗ったバービー」! これもまた「美の基準はひとつではない」という多様化した現代をあらわす流れといえるかもしれません。

【車いすに乗ったバービーが登場】

年々、さまざまな外見やアイデンティティを反映したものが増え、現在では100以上ものバリエーションがあるというバービー人形。2019年、そのコレクションはさらに多様なものになっていくそう。

先日発表された6タイプには、ブレイズヘア(細かな三つ編みをたくさん作ったヘアスタイル)や小さめのバスト、筋肉質などさまざまなバービーがお目見え。その中のひとつとして、車いすに乗ったバービー人形が発売されます。このバービー人形は、障害を持つ子供たちがより楽しい生活を送ることを目指した非営利団体Born Just Rightの創設者で、13歳の少女Jordan Reevesさんとのコラボで実現したものなのだとか。

【バービーも多様化の時代】

海外ニュースサイトCNNによると、この車いすは身体が不自由な人が使うものと同じように設計されており、マテル社では車いす用のスロープの販売もおこなう予定だそう。さらに義足のバービー人形も発売され、義足は取り外すことも可能。見た目だけではなく、細かな部分までリアルさにこだわっていることがわかります。

自分の個性に合わせたバービーを選んで遊ぶ。今後、そんな流れがますます顕著になっていくといえそうです。時代に合わせて次はどんなバービーが登場するのか、皆さんも注目してみてはいかが?

参照元:bjrCNNInstagram @barbie
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch