2006年にフジテレビ系で放送されていたテレビドラマ『結婚できない男』が、2019年10月期、13年ぶりに連続ドラマで復活することが決定。

そのニュースが流れるや否やツイッターはたちまちお祭り騒ぎとなって、喜びをあらわにするつぶやきが後を絶たなかったんです。

久しぶりにタイトルを聞いたらたまらなく懐かしくなってしまったので、いてもたってもいられず、Amazonプライムで全12話を一気見したわたし(Netflixでも鑑賞可能です)。

すると…… ドラマの主人公である桑野信介が、Pouch で連載している「ステキなぼっちの日」レジェンド的存在であったことに気がついたんです!

【桑野信介ってどんな人?】

桑野を演じているのは、阿部寛さん。

そもそも桑野は結婚できないというよりも、ハナから結婚が人生の選択肢にない男で、仕事もできるしルックスもいいものの、皮肉屋で偏屈で独善的と性格に少々難あり

ですが頼みを断れなかったり、困っている人を放っておけなかったりと、基本的に人が良いから、どこか憎めないんですよね。

【桑野=ぼっち行動の先駆者!?】

そんな桑野は、ぼっち行動をすることに対して、全くためらいがありません。たとえば、全12話の中に出てきた印象的なぼっち行動を挙げてみると……。

・ぼっち焼肉
・ぼっち誕生会(ひとりでホールケーキを食べる)
・ぼっちはとバス
・ぼっち花火大会
・ぼっち金魚すくい
・ぼっち人生ゲーム
・ぼっちビアガーデン

と、そのラインナップは完全に “ぼっちのプロ”

ぼっち焼肉は今や専門店もできるほどメジャーな存在となりましたが、ドラマが放送されていた当時は珍しいことであったに違いなく……。

そんな時代に、実に楽しそうにぼっち焼肉を堪能していた桑野の姿が、とてもとてもまぶしく見えてしまったのでした。

【人目を全く気にしていない!】

そのほかのぼっち行動もかなりハードルが高く、特にぼっちビアガーデンの難易度はMAX!

にもかかわらず、桑野はビールをごくごくと飲み、おつまみを食べ、時にサンバガールズに囲まれながらも、マイペースで1人の時間を楽しんでいました。

そんな桑野を見ていて気がついたのは、他人の目を全く気にしていないという点。

人の目なんて気にしていたら、子どもしかいない金魚すくいの屋台で、何度も何度も金魚をすくっては失敗を重ねるなんてことはしないはずです。

【既成概念にとらわれていない!】

また既成概念にとらわれていないところも、桑野のいいところ。

人生ゲームをたった1人でやるなんてなかなか思いつかないことだと思うのですが、桑野は元々、1人でやるつもりでゲームを購入しているからスゴイっ。

ホールケーキだって1人じゃ買う気にならないと思うのですが、フツーに買い、丁寧にケーキを切り分けて満足気にほお張っておりまして、「結局1人で食べちゃった……」なーんていう悲壮感はゼロ

開き直るような描写もなく、「ただただケーキが食べたかったから食べた」だけの桑野が、またもやまぶしく見えてしまったのでした。

【早く桑野信介に会いたいよ~!】

こんな感じで、13年前にすでにぼっち行動を極めてしまっていた桑野。2019年になったいま、どんなぼっち行動が新たな日常パターンとして加わっているのか、非常に気になるところです……!

参照元:フジテレビTwitter #結婚できない男Amazon Prime VideoNetflix
執筆=田端あんじ (c)Pouch