新型コロナウイルスにまつわるデマの影響で、全国各地でトイレットペーパーをはじめとする紙製品の不足が起きています。

不足の原因とされているのは “買い占め”

「デマを信じた人たちが買い占めに走ってしまった」と推測できますが、ある調査によって衝撃的な事実がわかったんです。

【みんな「デマだとわかっていても」買い占めていた…?】

日本トレンドリサーチが行った「買い占め問題」についての調査によると、対象者958人のなかで、「この1カ月以内に通常より多く買いだめしたものがある」と回答した人は23.3%。

回答者に「『今後不足する』という情報のほとんどがデマだと知っているか」と尋ねたところ……。

「デマだと知っている」と回答した人の割合は、なんと91.5%!

また「『今回の品薄状態は買い占めが引き起こしている』と言われていることを知っている」と回答した人の割合も、90.6%におよんでいます。

つまりは、デマであることや買い占めによる品不足が起きていることも「分かっている」うえで、買いだめしていた人がほとんどだったんです。

【わかっているのに買いだめしてしまう理由】

デマだと知っているのに、なぜ買いだめしてしまうのか。

その理由は

「デマとわかっていても、実際に店で売っていないから」(40代・男性)
「本当に必要な時に無いと困るので」(50代・男性)
「外出の頻度を少なくして感染のリスクを減らしたい」(30代・女性)
「あっても腐るものではないので」(50代・女性)
「ここで震災が来ないとも限らないから」(40代・男性)

といったもの。不安になってしまう心理もわかりますが、各自が本当に必要な分だけ購入していれば、品不足も起きないのではないでしょうか。

大変な時期だからこそ、より多くの人に品物が行き渡るよう配慮したいものですね。

参照元:プレスリリース日本トレンドリサーチ
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:(c)Pouch