「彫りの深い、外国の人のようなおめめになりたい……」と思っている乙女の方、多いんじゃないでしょうか?

以前「女優メイク術・ハイライト編」でもお伝えしましたが、メイクで陰影をつくると、顔全体にメリハリが出て生き生きとした表情に見えるから不思議です。

そこで今回は、舞台女優のメイク術をお伝えする記事の第2弾! 舞台メイクの方法を応用して、日常メイクにもぴったりの「アイシャドウで陰影を作るテクニック」をお伝えします。

アイシャドウの入れ方に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

【ポイントは「横顔」を意識すること!】

まず、舞台では正面から光があたったときに「黒目の外側は横顔」だと思ってメイクするのがいい、と言われています。

なぜかというと、シェイクスピアなど西洋の演劇を演じるときには、彫りの深い外国の人のお顔を目指すからなんです。西洋人のお顔って、日本人よりも立体的な骨格になっているので、日本人がメイクで真似しようと思うと、黒目の外側は横顔=影だと思ってメイクするといいんですって。

黒目の内側=正面(明るい)、外側=横顔(影)の陰影をアイシャドウで作ってあげるといいことになります。

【ブラウン系のベーシックパレットがおすすめ】

陰影を作るためには、肌色になじみやすい、ベーシックなブラウン系のアイシャドウパレットを使うのが個人的なおすすめです。今回はエクセルの「スキニーリッチシャドウ」SR03ロイヤルブラウンを使ってみますね。

舞台であればより光を集めやすいホワイトが必須カラーなのですが、日常メイクでは淡いベージュでも代用可能なので、ほとんどのブラウン系アイシャドウパレットが使えると思います。

【How to】

では、早速メイクの手順をご紹介しますね! 今回はアイシャドウの効果をを分かりやすくするためにアイシャドウのみでメイクしていますが、もちろんアイラインをひくとより目元がはっきりします。

<1> A(淡いベージュ)
まぶた全体に音する。特に目頭側は明るさが出るように!
<2> B(薄いブラウン)
黒目の半分の位置まで、目尻側が濃いグラデーションにする。下瞼も同様に。
<3> C(濃いブラウン)
同じく黒目半分の位置まで、2のグラデーションを強調するようにのせる。下瞼も同様に。
<4> D(締め色ブラウン)
アイライン代わりにひく。(アイラインをひいている場合は飛ばしてもOKです)

上記の手順でメイクすると、アイシャドウの効果で外側が暗く内側が明るい、陰影がついたはっきりした目元になりました!

【ナチュラルに陰影を作れます】

この陰影をかなり濃く作ると舞台メイクになりますが、少しナチュラルに作ると、さり気ない陰影が日常にもぴったりのアイメイクになると思います。

個人的な見解ですが、救心顔(顔のパーツが中央によっている)タイプの方には、特に相性がいいアイメイクだと思います。毎日メイクに活躍するテクニックなので、ぜひ試してみて下さいね。

参考リンク:exel
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch