今、ネットで話題になっているのが、「#地雷メイク」。なんでも関わると面倒な女の子をイメージした“病みかわいい”メイクらしく芸能人も次々とSNSに地雷メイク画像を投稿しています。

舞台では自分でメイクをすることもあり、キャラクターを研究してメイクで表現することは舞台女優の大事な仕事のひとつ。

色んな方の地雷メイクを見ているうちに「自分でもメイクで地雷系女子を表現してみた〜い!」という気持ちがむくむくとわいてきました。というわけで、舞台女優の視点から地雷メイクを研究してみたので、ポイントとやり方をご紹介したいと思います!

【メイクのポイントは3つ】

「病みかわいい」とも言われる地雷メイクを私なりに研究した結果、最大のポイントは3つ。

・病弱さを演出する色白なマット肌
・タレ目と泣きはらした後のような「かまって♡」アイメイク
・病み感のある唇

この3点を押さえれば、誰でも地雷系女子になれるのでは……? ということで、早速チャレンジしてみます。

【1:ベースは病弱な色白マット肌に】

まずは色白マット肌をつくります。トーンアップする化粧下地とコンシーラーで肌色を均一にして、白いパウダーでしっかりと押さえてマット肌にします。

もっと病弱感を演出したい方は、より色白に見えるブルーやパープル系の下地もおすすめです。

【2:「下がり」を意識して病み系タレ目をつくる!】

次は最大のポイントであるアイメイクです。ピンクや赤のシャドウで「かまって♡」という地雷系女子らしい、泣き腫らしたような目元を全力でつくりましょう。

1.ピンク系・赤系のアイシャドウやチークで目の周りを囲む。下瞼にも忘れずに!
2.アイラインを自分の目尻より+1cmぐらい長く、タレ目になるようにひく。目尻用の付けまつ毛をアイラインに合わせて付ける。
3.下瞼1/3のみダークブラウンのアイシャドウを重ね、よりタレ目にする。
4.キラキラパウダーで涙袋を大げさにぷっくりさせる。
5.眉はペンシルを使いやや下がり気味に描く。

舞台女優的には、キャラクターを表す眉も重要です。地雷系女子の雰囲気を出すためには、眉を下がり気味に描くと「かまって欲しい弱い私」感を演出できます。

更に、私のようにもともとタレ目ではない方は、アイラインと付けまつ毛で思いっきり目尻を下げて描きましょう

赤は元気さや意志の強さを表す色でもあるので、ここでつり目&つり眉にしてしまうと一気に強い系女子に見えてしまいます。必ず「下がり」を意識してみて下さい。

【3:暗いレッドの唇がオススメ】

ここまでくればあと一息。最後にダークレッドの唇でより病み感をプラスしましょう。

赤みの口紅を塗ってテラコッタ系のグロスを重ねてみました。でも、もう少し暗くしたいな……ということで、ダークブラウンのアイシャドウを上から指でポンポンと重ね塗り。

ダークレッドの口紅は持っていないという方も多いと思うのですが、ブラウンのアイシャドウを重ねるとワントーン暗い唇にすることができます!

【ヘア&衣装で総仕上げ】

最後に、髪型と洋服を整えましょう。

私の研究の結果、髪型は前髪ありの「ハーフツイン/ボブ/ゆるふわ巻き」のいずれかが地雷系女子らしく見えるようです。服装は黒メインのモノトーンまたはパステルカラーで、フリルやリボン、キャラクターものなんかがディテールにあると完璧です。

全て手持ちのアイテムだけで仕上げましたが、かなりそれっぽくなってきたのではないでしょうか!?

【完成〜!】

血色を良くしたくないので、チークはなし。代わりに軽くハイライトを入れれば……舞台女優が研究した地雷メイク、完成です!

更に加工アプリでグレーやブルーのカラコンだけ合成してみると……より地雷系女子っぽさが出たような気がします。

個人的な意見ではありますが、地雷女子メイクの「色白肌×赤アイシャドウ」は歌舞伎メイクの配色にも似ていて意外と日本人にも似合いやすいのではないかと思います。しかも華やかになるので写真映えもして、SNSで人気なのも納得のメイク方法でした。

普段だったらしないメイクをすると気分がガラリと変わって面白かったです。お家でコスプレ感覚で楽しむのもオススメ。興味のある方は、ぜひチャレンジしてみて下さい!

執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch

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