卒業式の定番といえば「好きな人から第2ボタンをもらうこと」。
学校で1番モテる先輩が、第2ボタンどころか袖のボタンも校章のピンも持っていかれていく姿、なつかしいな〜。
しかし今、この伝統行事に変化が訪れているようなんです。イマドキの高校生の卒業式って、果たしてどんな感じなんでしょ!?
【「第2ボタン」文化に異変が…!】
参考にしたのは、SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関「memedays(ミームデイズ)」が発表した「2021年 高校の卒業トレンド」。
15~19歳女性115名にアンケート調査を行ったところ、「高校の卒業式の定番イベント」TOP5は
1位「当日の写真撮影」(75.7%)
2位「寄せ書き(色紙、ノート、卒業アルバムなど)」(73.9%)
3位「黒板アート(寄せ書き含む)」(48.7%)
4位「手紙をもらう・あげる」(41.7%)
5位「合唱」(40.9%)
で、「第2ボタンをもらう」(「ボタン / ネクタイ / 名札などをもらう・あげる)」37.4%)は次点の第6位にランクイン。
人気がない理由として考えられるのはズバリ「SNS映えしないから」(!)で、SNSネイティブなZ世代ならではの考え方に驚きます。
そうか……たしかにボタンだけの写真って、映えないかもネ……
【「映え」なきゃ意味がない!?】
10代にとって「映えるかどうか」は最重要ポイントのようで、「SNS映えする卒業式の定番イベント」TOP5には
同率1位「制服をみんなで投げる」/「黒板アート(寄せ書き含む)」(67.0%)
3位「当日の写真撮影」(51.3%)
4位「好きな人から花束をもらう・あげる」(49.6%)
5位「寄せ書き(色紙、ノート、卒業アルバムなど)」(36.5%)
がランクイン。
特に目がいくのは1位「制服をみんなで投げる」で、海外映画&ドラマなどでよく見られる、帽子を一斉に投げる「ハットトス」を彷彿とさせます。
おそらく、SNS全盛期以前は見られなかった現象と推測されますが、インスタやTikTokでは、2月ごろから制服のジャケットを投げる写真が投稿されているみたい。
ランキングには「昔からの定番」もたくさんラインナップされているけれど、生き残っているのは「映えるイベント」ばかりで、世の移ろいを感じます。
また個人的にビックリしたのは、4位「好きな人から花束をもらう・あげる」。
こちらも「花=映える」という発想から定番化しつつあるのでしょうが、「今ドキ男子校生は彼女のために花束買ったりするのかな?」などと妄想が膨らんでしまう~っ。
【定番ソングはほぼ「平成」】
ご覧のとおり、新旧入り混じるランキングとなりましたが、 「定番卒業ソング」TOP5は昔とさほど変わらないのが印象的。
レミオロメン『3月9日』(72.2%)をはじめ、平成のヒット曲が勢ぞろいしていましたよ。
ぜひあわせてチェックしてみてくださいね~。
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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