ここ最近、日本のNetflix総合TOP5内に君臨し続けている韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』。

2021年のゴールデンウィークに最終話が配信されてからというもの、さらに人気が過熱して、「ヴィンチェンツォロス」という言葉が生まれるほど……!

今後長~く愛されそうなことから「ポスト・愛の不時着」とも言われているんです。

『ヴィンチェンツォ』は、全20話&1話あたり1時間20分くらいと超長いのですが、あっという間に観終わってしまう「時間泥棒」なドラマ。

今回は『ヴィンチェンツォ』ファンの私が、ドラマのあらすじ&魅力的なポイント6つをご紹介しちゃいます!

【あらすじ】

ドラマの主人公は、イタリアマフィアのコンシリエーレ(顧問弁護士)を務めるヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギさん)。

ヴィンチェンツォは、かつて埋めた金塊を取り戻すべく韓国へ向かいますが、金塊が眠るのは雑居ビル「クムガ・プラザ」の地下

そこには個性豊かな住人たちが暮らしており、金塊を取り出すには、彼らをビルから出さなければなりません。

どうしようか頭を悩ませているうちに、ビルは数々の悪事を重ねてきたバベルグループのものに……。

やがてヴィンチェンツォは「住人 vs バベルグループ」抗争の最前線に立つことになり、“悪”を持って“悪”を制してゆくのです。

【魅力6つ】

<その1:ヴィンチェンツォが魅力的すぎる!>

ヴィンチェンツォはパッと見はスーツが似合うイケメン。しかし、その実態は冷徹&残酷なマフィア……。

それなのに、ファミリーを大切にするマフィアだからか、けっこう人情派でプラザの住人たちの面倒をしっかり見るし、結果ファンクラブが発足するほど愛されまくってるところがたまりません♡

男女問わずモテまくり、敵対していた人物まで虜にしてしまう罪な男……それがヴィンチェンツォ!

<その2:相棒・ホン弁護士とのバディ感が良い!>

ヴィンチェンツォとタッグを組んでバベルグループを追い詰めるのが、超勝気&ユーモア精神溢れる有能弁護士のホン・チャヨン(チョン・ヨビンさん)。

ゆくゆくは恋仲になっていくのですが、恋愛要素よりも「絶対的信頼のもとに結ばれた相棒」感が強く、息の合った戦い方が最高!

<その3:クムガ・プラザの愉快な住人たちを愛さずにはいられない!>

「笑い」パートに欠かせないのがプラザの住人達。全員キャラが濃く、仲がよく、最終的には「ヴィンチェンツォ・ファミリー」として結託&悪を追い詰めていきます。

みんな質屋やクリーニング店などを営む「フツーのいい人」なのですが、のちに、それぞれ「必殺仕事人」的な特技を持っていることが明らかに!

「えっ、あなたそういう人だったの!?」と驚愕すること間違いなしです。

<その4:まさかの悪役にびっくり!>

「まさかこの人が!?!?!?」と愕然とするのが「真の悪役が誰なのか明らかになる」シーン

ギャップがすごすぎて、正直私は予想がつかなかったので、未見の人にはその驚きを体験してほしい……!

<その5:悪の追い詰め方が爽快!>

ヴィンチェンツォはマフィアなので、敵を追い詰めるやり方が容赦なく、えげつなく、とっても残酷。満腹の猫がネズミを弄ぶかのごとく、淡々と相手を恐怖に陥れていく姿に震えます。

そのいっぽうで、「そうきたか!」「そっちで攻めるの?」「あの裏でそんなことを!?」など、「勝ち」にもっていくやり方がアイディアに溢れていて爽快!

正義ではなく「悪は悪を持って制す」スタイルにゾクゾクします。

<その6:あらゆるジャンルが詰まってる!>

今作をひと言で表すと「悪党を倒すダークヒーローのお話」。

ですがこれを軸として、韓国ノワール・法廷もの・コメディ・アクション・(ほんのりスパイス程度の)ラブなど、ありとあらゆるジャンルが詰まっているから全然飽きない!

しかも各ジャンルをしっかり描くので、消化不良感は一切ないんですよね。マジで脚本家の方、天才だと思う!!!

<おまけ:Netflixで人気の韓国ドラマをイジってる>

同作には『愛の不時着』や『梨泰院クラス』のキャストが複数出演しているのですが、なんと劇中に

「北朝鮮の兵士みたいな顔だな(※『愛の不時着』)」
「偽物のパク・セロイじゃん(※『梨泰院クラス』)」

といったセリフが出てくるんです。2作品を観たことがある人なら「フフッ(笑)」となってしまうハズ~~~!

【たぶん、いや絶対、後悔はさせません!!!!!】

同作は、「マフィアが制裁を下していく」という性質上、ちょいちょいグロシーンも出てきますが、ドラマ自体がポップ&爽快でバランスが絶妙!

残酷なシーンがある作品の中では、後味の悪さがない稀有なドラマなので、気がつけば最後まで観終わっていることでしょう。

『ヴィンチェンツォ』ファンとしてはまだまだ語り足りないくらいですが、これを機に少しでも魅力を感じたのなら、ぜひご覧になってみてください♪

参照元:Netflix
執筆:田端あんじ (c)Pouch