日本文学史上に名を残す作家・谷崎潤一郎。
彼の作品に登場する女性たちから着想を得たソックスが、フェリシモミュージアム部から登場しています。
三者三様に異なる個性を持った魅惑的なソックス。足元を華やかに彩ったら、谷崎作品のヒロインになった気分で街を闊歩して……!
【3種類を一気にチェック!】
デザインは全部で3種類。
<春琴の靴下:姥桜が咲き誇る和風レトロなデザイン>
盲目の三味線奏者「春琴」に仕える「佐助」の献身的な愛を描いた『春琴抄』がモチーフになっている「春琴の靴下」。
ソックスには三味線の糸や姥桜(うばざくら)、春琴が愛したうぐいす・天鼓などが描かれています。「姥桜」は、歳を重ねてもなお美しい春琴をたとえた言葉として作品にも登場しますよ!
物語の舞台となる幕末から明治時代にかけての雰囲気がただよう和風レトロなデザインも素敵です。
<ナオミの靴下:ハイカラで艶やかな雰囲気に魅了される…!>
『痴人の愛』がモチーフの「ナオミの靴下」。主人公・譲治が15歳の少女・ナオミを見初めて育てるという物語は、発表当時に一大ブームを巻き起こしました。
カフェで働くナオミをイメージしただけあってか、ソックスはモダンでハイカラなデザイン。
描かれているのは、まだ幼い頃のナオミが好きだと言ったチューリップ、ナオミが自分で買ったリボン、そして譲治とナオミを包み込むシャボン。
清楚な中に密やかな狂気やエロティシズムを感じ取った人は、そうとうな谷崎マニアかもしれません……!
<人魚の靴下:オリエンタルな美しさを秘めたデザイン>
「人魚の靴下」は、谷崎初期の作品『人魚の嘆き』がモチーフ。「真珠よりももっと貴い、美しい人魚」をイメージしているそう。
中国・清の貴公子と西洋人の人魚との間に芽生えた恋心というストーリーに着目し、シノワズリテイストに仕上げているのが特徴。
人魚のうろこや真珠、涙などを落とし込んだブルーベースのデザインは、東洋的なエキゾチックさを秘めています。
【履けばたちまち谷崎作品のヒロインに…!】
ソックスはそれぞれ、ところどころメッシュやシースルーで表現されているのもポイント。独特の透け感がより脚を美しく見せてくれます。
これも脚の描写に強いこだわりを見せていた谷崎にちなんでいると言えるかも。
「谷崎潤一郎の著作に登場するヒロインイメージソックスの会」は月1足で税込み1320円。毎月1種類ずつ3回にわたって届きます。
皆さんも日々の装いに谷崎潤一郎の美的感覚をしのばせてみてはいかが?
※1回だけの注文も可能です。詳しくは参照元からご確認ください。
参照元:プレスリリース、フェリシモの雑貨 Kraso、note
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
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