普段当たり前のように市販のものを買っているけど、実はケチャップって手づくりできるらしいです。そう言われると挑戦してみたいけど、ちょっとめんどくさいんですよね〜。

そんなとき、自分で材料をそろえようと思ったらあともう数年は掛かりそうだったズボラ人間な私を心配してくれたのか、編集部にフェリシモのナチュカル・シュークラブ「手づくり調味料 ケチャップキット」が届いたのです!

限りなくめんどくささを排除してくれているキットで、必要材料がそろっているのはもちろん、調味料はすでに計量済み!だから、とっても気軽な気持ちではじめられましたよ〜♪

【「ケチャップキット」に入っているもの】

キットに入っていたのは、トマト缶、玉ねぎ、にんにく、塩、砂糖、酢、ミックススパイス、レッドチリ、保存瓶、タグ、ラベル。

はじめてチャレンジする人にもわかりやすいつくりかたのレシピも入っていました。ミキサーやフードプロセッサーを使う場合と、おろし金を使う場合の2通り書かれていてとっても親切です。

【フードプロセッサーでつくってみるよ】

私はフードプロセッサーを使ってつくってみることに。

まず玉ねぎをくし切りにします。そして、フードプロセッサーに玉ねぎ、トマト缶、にんにくを入れてなめらかになるまで撹拌します。フードプロセッサーの容量が小さく、すべての材料が一度に入り切らない場合は数回にわけても大丈夫です。

【マグマ化するトマトに注意】

フライパンに撹拌したトマトたちを移し、チリペッパー以外のすべての調味料を入れて火にかけます。深い鍋よりも浅くて広いフライパンのほうが水分を飛ばしやすいみたい。

弱火でじっくり半量になるくらいまで煮詰めていくのですが、20分くらい経過するとトマトの色が一段階濃くなり、いい匂いがキッチンに漂ってきました。

かき混ぜる手を止めると、トマトがマグマのようにボコボコしてきて結構な高さまで飛び跳ねるので、火傷にはご注意を。

およそ40分後のフライパンの持ち手や縁の様子を見ると、結構な噴火活動がおこなわれたことが伺えると思います。これで辛くないノーマルタイプは完成です。

【スパイシータイプはチリペッパーを後入れ】

ノーマルタイプとスパイシータイプを半量ずつつくりたい場合、出来上がりの半量を予め洗って煮沸しておいた保存瓶に入れてから、今度はフライパンにチリペッパーを加えひと煮立ちさせます。

ノーマルタイプ、スパイシータイプがそれぞれ1瓶ずつとおすそ分け用。大量の自家製ケチャップが出来上がりました☆

【ラベルつけると本格的に】

もうひと工夫するのなら、付属のラベルやタグをアレンジして瓶に貼り付けてみて!

おしゃれな保存瓶にラベルを貼ると、まるで高級スーパーに売っているようなおしゃれなケチャップっぽくなりました。

【トマトの味が濃いのにやさしい味わい】

はじめてつくったノーマルタイプのケチャップはトマトの味がしっかり濃く感じられるのにやさしい味わい。あまりに美味しくてびっくりしちゃうほど。

チリペッパーはかなりスパイシーなので、量は好みで調整しても楽しいかも。辛いのが好きな人はぜひ全量入れてつくってほしいです。

スパイシータイプはピザソースとしても使えそうです。チキンの煮込みとかにも合いそう!

市販のケチャップと比べてみると、見た目はケチャップというよりもトマトソース寄りになりました。今あらためて市販のケチャップを食べてみると、スパイシータイプ以上にピリッと塩気がダイレクトで驚きます。

元々ケチャップ味が大好きなだけに、1度自作してしまうともういつものケチャップに戻れなくなりそう。

【手作りキットではなくワークショップレベルの充実感】

こちらのキットのお値段は税込み3704円。ふだんのケチャップよりは少々値が張りますが、すべてお膳立てされているからこそ、やりたいと思ったときにいきなり行動に移せるのはかなりストレスフリーでした。

実際挑戦してみると、ケチャップって想像以上に気軽につくれること、スパイシーさを自分の好みで変えられるって楽しいこと、市販の味との違いにびっくりすることなど、わずか40分の体験の中には驚きと発見が満ちていました。

これはただの調味料手づくりキットではなく、むしろワークショップレベルの充実度なのです。こういうの好きだけど準備が苦手だったり、腰が重い人にはおすすめ。ほかにも色々な手づくりキットがあるので、気になった方はぜひ参考リンクからチェックしてみて♪

参考リンク:ナチュカル・シュークラブ
撮影・執筆:黒猫葵
Photo:(c)Pouch