台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。

このシリーズ記事では、台湾在住の筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。

今回は、巨大なフライドチキン「大雞排(ダージーパイ)」。台北101から歩いていける臨江街観光夜市にある「艋舺鶏排」で、ピリ辛フレーバーのフライドチキンを食べてきました♪

【大雞排ってどんな食べ物?】

大雞排とは、人の顔くらいある巨大さが特徴のフライドチキンのこと。

タレに付け込んだ鶏むね肉に衣をつけ、油で揚げた後に塩コショウやスパイスをふりかけるのが一般的な作り方です。

衣のサクッとした食感やスパイスの香りが鶏肉のおいしさを引き立てていて、熱々をほおばる瞬間はまさに至福!

【「艋舺鶏排」通化店で実食】

大雞排のお店や屋台は数多くあるものの、これは今まで食べたものとは違うぞ!? と思わせてくれたのが、チェーン展開している「艋舺鶏排(モンジアジーパイ)」

台湾全土に30店以上、イギリスやカナダ、シンガポールやマレーシアなどにも店舗があります。

今回わたしは、台北の臨江街観光夜市の中にある通化店を訪れました。

店内にはカウンター席が5つ、その横にベンチが1つ置かれているので、タイミングがよければ座っていただくことができますよ。

販売されていた大雞排のフレーバーは4種類。天王雞排(オリジナル)、苔客雞排(海苔)、辣妹雞排(ピリ辛)、梅子雞排(プラムパウダー)です。価格はどれも90元(日本円で約415円)。

【ずしっと重みのある大雞排!】

迷ったあげく、わたしは人気と書かれていたピリ辛フレーバーをチョイス。会計後に渡されるレシートに受け取り番号が書かれているので、呼ばれたら取りに行きます。

揚がるのを10分ほど待ったところで、大雞排のできあがり。

手に持った瞬間に感じるずしっとした重み。これぞ台湾の大雞排〜!

手持ちのiPhone SE(高さ14cm)の2倍以上と、かなりの大きさです☆

【肉の厚みがすごすぎないか!?】

では、熱々のうちにさっそくひとくち……と食べようとした瞬間、この大雞排が他店のものと大きく異なる点を発見。

口を大きく開けないとほおばれないくらい、肉が分厚いんです!!!

鶏肉を叩いて薄くしてから揚げるお店が多い中、厚さを残して揚げられているんですね。

かぶりつくと、衣のザクっとした食感とともにスパイスの香りと辛み、そして鶏肉の旨味が口いっぱいに広がりました。

鶏むね肉がつかわれているのですが、パサパサすることはなく柔らかくてジューシー。しょうゆベースのタレの味わいもしっかりと感じます。

加えて胡椒と唐辛子スパイスが後を引く辛さで食欲を刺激するので、ひとくち、またひとくちと止まらなくなってしまう……♪ これはピリ辛が人気なのもうなずけます。

ボリュームがありすぎて1人で食べきるのは無理かな?と思ってたんですが、油っぽさがほとんどなかったのもあり、なんと完食してしまいました。いつも大雞排はみんなでシェアしながら食べていたので、自分でもびっくりです。

【台北101観光の締めにぜひ】

今回訪れた臨江街観光夜市は、台北MRT信義安和駅4番出口から徒歩5分ほど。「艋舺鶏排」の店舗はこの夜市の端の方にあり、台北101/世貿駅からも徒歩10分ほどでアクセスできます。

ぜひ、台北101観光の締めにガツンと肉厚の大雞排を味わってみてくださいね♪ ほかの屋台で大雞排を食べたことがある人も、きっと驚いてしまいますよ〜!

■今回紹介した店舗の情報

店名:艋舺鶏排 通化店
住所:台北市大安區臨江街8號
営業時間:14:00~深夜1:00(土日は15:00~)
定休日:なし

※日本円への換算は、2022年10月現在のものです

参考リンク:艋舺鶏排
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch