伊豆の稲取温泉が活気づく時期のひとつが1月から3月の間。毎年恒例の「雛のつるし飾りまつり」がおこなわれ、多くの人がこの地を訪れるんです。

第26回となる今年2023年は1月20日から3月31日までの開催。

メイン会場となる「文化公園 雛の館」などで、華やかなつるし飾りや雛人形の眺めを楽しめますよ〜。

【稲取温泉名物「雛のつるし飾り」】

雛のつるし飾りは江戸時代後期に始まったとされる稲取独自の伝統の風習。

子どもや孫の健やかな成長を願って、花やうさぎ、桃、巾着といった手作りの飾りを雛段の周りにつるすのだとか。

まつり自体は今年で26回目ですが、明治生まれのおばあさんが子どもの頃にはあったと言われているので、その歴史はゆうに100年以上にのぼるようですよ……!

【圧巻の眺めのメイン会場】

祭りの期間中、メイン会場の「文化公園 雛の館」ではつるし飾り100対(約1万7400個)の展示を楽しめます。

中でも6409個のジャンボつるし飾りと17段のジャンボ雛段は圧巻! 段々に連なる迫力満点の雛人形に、色鮮やかなつるし飾りが並ぶ様子は豪華絢爛のひとことです。

このほか、雛のつるし飾りとともに日本三大つるし飾りに数えられる福岡県柳川のさげもん、山形県酒田の傘福の展示もあるそう。

入館料は500円、駐車料は1台500円。開館時間は午前9時~午後5時まで(午後4時30分受付終了)です。

【他会場も要チェック!】

ほかにもいくつかの会場が用意されています。

■素盞鳴神社雛段飾り
神社の108段に雛人形とつるし飾りを展示。雛人形を飾る段数としては日本一ということで、壮大な景観を楽しめます。

開館期間は2月18日~3月12日。開館時間は午前10時~午後3時(雨天中止)

■収穫農園ふたつぼり
稲取の一般民家における飾り方に近い形のつるし飾り18対(約1980個)が展示されます。入場料は無料です。

■鮮魚料理店「なぶらとと」
江戸時代の古今雛20対(約2200個)を展示。こちら、旧平戸(長崎)藩士松浦家の寿免(すめ)姫が鳥羽藩主稲垣家にお興入れした際に持参した道具にあたる、由緒正しいお雛様だそう!

入場料は100円。期間は2月18日~3月12日まで。

■八幡神社
絵馬殿につるし飾り6対(約550個)が飾られます。こちらも入場料は無料です。

【早春の稲取温泉へGO!】

日本ならではの風習を今も楽しめる「伊豆稲取温泉雛のつるし飾りまつり」。興味を持った方は見にいってみてはいかが?


もちろん、出かけたからには温泉や名物・金目鯛などのグルメ、みかん狩りなども楽しんで! のんびりした温泉街の風情に癒やされる、早春の伊豆旅行を満喫しちゃいましょ♪

参照元:プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch