どれだけ早く起きても、出発する時間はなぜかギリギリになってしまう。1滴もお酒が飲めないのに、なぜ割り勘なのかーーー。

ニュースで取り上げられるほどではない問題。取り立てて騒ぐほどじゃないけど、気になってしまう。そんなアレコレを「〇〇問題」として考える書籍『問題未満』が発売されます。

いずれも「わかる」の連続だけど、身に覚えがある行動にギクリとすることも……!

【なんかモヤモヤする!】

「みんながそれほど問題視してこなかったあれこれを勝手に顕在化させて世に問うてみよう」

そんな思いから生まれた書籍『問題未満』(扶桑社 税込1650円 / 2023年7月2日発売)。人気シリーズ『妄想国語辞典』を手がけたコピーライター・野澤幸司さんによる新作です。

本書には、日常生活で出会いがちな「あるある」がたくさん詰まっています。

たとえば、映画鑑賞をしているとき、思わせぶりなシーンで幕を閉じたとします。ふたりはどんな結末を選ぶのだろう。結ばれたの? それとも、それぞれの道を選んだの?

エンドロールのあとに「物語の続き」がありそうな気配がして、しばらく待っていたら……普通に終わった。こんなとき、たしかにモヤモヤしますよね〜〜!

【「わかる」の連続です】

そのほかにも、議論するほどじゃないけど、気になってしまう問題がずらりと登場します。その一部をご覧ください。

・時間がないにもかかわらずアツアツの料理を注文してしまう「大ヤケド問題」
・自分でしゃべって自分で笑っちゃう「うふふふふふ問題」
・ほっといてよ!と言われて本当にほっておくと揉める「押すなよ押すなよ問題」
・野球で例えると余計わかりづらくなる「俺たち今ツーアウト満塁問題」
・おごってもらうときの財布を出そうとする演技力で印象が変わる「ゴチの問題」
・くしゃみのボリューム設定間違えてるおじさんがいる「ヘックション問題」

【ところでコレ「私」だな?】

……と、ここまで様々な「〇〇問題」を見てきて、気がついたことがありました。

実は私は、どれだけ早く起きても、出発する時間はなぜかギリギリになってしまうタイプ。自分でしゃべって、自分で笑っちゃうこともよくあります。つまりですね、身に覚えがありすぎたんですよ。

自分のことが書かれているような気がして、時々遠い目になってしまう『問題未満』。共感したり、ギクリとしているうちに、今の世の中を映し出すものが見えてくるかもしれません。

参照元:Amazon楽天プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch