近ごろ街でよく見かけるようになった「HELLO CYCLING」。どこでも借りられて好きな場所で返せる、電動アシスト自転車のシェアリングサービスです。2024年1月30日からは、一部のステーションで「電動サイクル」が導入されることになりました。
自転車によく似ているけれど、ちょっぴり違う。電動サイクルの正体について深掘りしてみましょう!
【電動サイクルとは】
ペダルをこがず、自転車のように座って走行できるという電動サイクル。主な特徴はこちらです。
・自転車に近い走行感、着座式で安定感がある
・坂道もラクラク登れる! 急な下り坂も速度調整可能
・直観的に操作できる
・「車道専用モード(最高速度20km/h)」と「歩道可モード(最高速度6km/h)」から選択
・アプリからの予約、解錠、返却が可能
・運転できる最大距離は40km
・周囲に車両の状態を知らせる「最高速度表示灯」を搭載
だから、初めての乗車でも走行しやすい! 立って乗るキックボードとは異なり、凸凹が多い道路や段差超えをするときも、姿勢を崩すことなく安定して走行できるんですって。
1月30日からは、千葉市とさいたま市の一部地域で200台前後の提供がスタートします。提供地域、ステーション数、車両台数は順次拡大予定です。
料金は15分ごとに200円となり、12時間まで最大4000円で利用できます(※同一車両を使い続けた場合のみ)。利用開始から上限時間以内であればそれ以上の料金はかからないそうですよ。
【気をつけたいこと】
自転車のようでもあり、バイクのようでもある、電動サイクル。ここ最近話題の電動キックボードより安定感があるし、座ったまま移動できるので、長距離でも疲れにくそうです。
電車の遅延などで、移動手段が断たれたときにも役立つ予感。いざというときのため、利用方法をぜひ参照元からチェックしておきましょ!
1番気をつけなければならないのは、電動サイクルを含む特定小型原付の交通ルールは、自転車やバイクの交通ルールと異なること。
走行する際は、原則、車道の左側端に寄るか、道路と区切られた自転車道もしくは専用路側帯を通行しなければなりません。例外として、安全な場所で一時停止し、歩道可モードに切り替えた状態であれば、走行可能な歩道もあります。
そのほか、細かいルールがあるので、乗車前に必ずチェックしてくださいね!
電動サイクルを利用中は、常時「電動サイクルの使い方・交通ルール」を確認できるよう、アプリ上に導線を表示しています。また、画面左上の「SOSボタン」から、事故が発生したときの対処方法がわかるそうですよ。
自分と周囲を守るため、安全に利用しましょう〜!
参照元:HELLO CYCLING、交通安全ガイドブック、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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