おとぎ話などに登場する “プリンセス” 。だけど、昔と今では、プリンセス像が大きく変わったように思います。
王子様が迎えに来るのを待つのではなく、自分から行く。助けてもらうのではなく、自分でどうにかする。敵がいれば、徹底的に戦って返り討ちにすることも……!
毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。
今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflix映画『ダムゼル/運命を拓きし者』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!
【あらすじ】
貧しい国のプリンセス・エロディは、民を守るため、豊かな島国の王子と結婚することを決意します。
はじめこそ不安でいっぱいでしたが、国は美しく、お城やおもてなしも豪華絢爛! そして、結婚相手となる王子も、心根の優しい素敵な青年でした。
未来への希望を抱いたエロディ。しかし結婚の儀式を終えた次の瞬間、不幸のどん底へと叩き落されるのです。
【ココが見どころ!】
<その1:これぞ現代のヒロイン! 強く賢いエロディの奮闘ぶり>
とある理由から、火を噴くドラゴンの巣穴へと投げ込まれてしまったエロディ。
普通なら、こんな状況に陥ったらギャン泣きしてしまいそうですが、エロディはくじけない! 知恵と機転、抜群の運動神経を駆使して、ドラゴンの攻撃から逃れようとします。
置かれた状況を嘆くのではなく、手元にあるものでどうにかしようとするエロディを見ていると、おのずと元気が湧いてくるのです。
<その2:ヒロインが下した結末にスカッとする>
プリンセスというものは、往々にして慈悲深く、悪いやつですら包み込む優しさを持ち合わせています。
でもね、エロディは、自分を大切にしてくれる人にだけ優しいんですよ。自分をないがしろにするようなヤツは、どんな手でも使って、徹底的に追い詰めるわけです。
クライマックスで展開される、エロディ流の倍返し(倍どころじゃないかも…)に胸がスカッとするはず!
<その3:ファンタジックかつ壮大な世界観>
映画館の大きなスクリーンで体験したくなるほどの、圧倒的ビジュアル&壮大な世界観も必見。
エロディが嫁ぐことになった王国は花と自然と光に溢れていて、まばゆいほどに美しい! エロディと対峙するドラゴンや、ドラゴンが暮らす不気味な巣穴にもリアリティーを感じます。
没入感たっぷりの映像美に見惚れていたら、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうことでしょう。
【本当の敵は誰?】
1時間49分で鑑賞できる本作。強く美しくたくましい新時代のヒロイン・エロディを演じるのは、俳優のミリー・ボビー・ブラウンさんです。
ミリーさんといえば、Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のイレブン役でもおなじみ。
作品を通じて、幼い頃から彼女を観てきた者としては、本作を鑑賞しながら「こんなに大人になっちゃって…!」と親戚のおばちゃん気分にもなってしまったのでした。
またちがうミリーさんの魅力がたっぷり詰まった作品を堪能してください♪
■今回紹介した作品
Netflix映画『ダムゼル/運命を拓きし者』
2024年3月8日より独占配信中
※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:John Wilson, © 2024 Netflix, Inc.、© 2023 Netflix, Inc.
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