斎藤 (Kaori Saito)

映画ライター

映画誌の編集者を経て、フリーのエディター&ライターに。好きな映画はシニカルなコメディとミステリー系。好きな監督はウディ・アレン。

「斎藤香」担当の記事 (22ページ目)

岡田准一演じる石田三成の純粋で正義を貫く姿にグッとくる…話題作『関ヶ原』は見所盛りだくさんの映画でした

【最新シネマ本音レビュー】
映画ライター斎藤香が公開映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回ピックアップする映画は『関ヶ原』。司馬遼太郎のベストセラー同名小説を、原田眞人監督(『駆込み女と駆出し男』『クライマーズ・ハイ』など)が演出した時代劇です。

8月26日から公開されたこの作品は、公開週の興収ランキングで初登場堂々第1位!(共同通信調べ)。

石田三成サイドから描いた“関ヶ原”の物語で、岡田准一が石田三成、役所広司が徳川家康を演じています。あの合戦の裏にはどんな駆け引きが? 公開後に劇場で見た私が本音レビューさせていただきます。まずはサクっと物語から。

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猫との出会いで貧困生活を送っていた青年の人生が変わった実話映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、英国映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(2017年8月26日公開)です。

どん底生活のストリートミュージシャンが、猫との出会いで人生を大きく変化させた実話を映画化。猫のボブが可愛いのはもちろんですが、人生を変える力を持っているとは! 英国のキャサリン妃も大絶賛した、夢と希望と愛がつまった作品です。

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ドラマ版とアニメ版はここが違う 話題作『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を見比べてみました

【最新シネマ本音レビュー】
映画ライター斎藤香が公開映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回ピックアップするのはアニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』です。岩井俊二監督による同タイトルのテレビドラマをアニメ化した作品で、演出は『魔法少女まどか☆マギカ』の新房昭之+『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』の武内宣之両監督(新房氏は総監督)で、アニメ好きなら「おおっ!」と思う2名。

そして映画『モテキ』などの大根仁氏が、今回は脚色として参加し、声の主演は菅田将暉と広瀬すずという豪華な布陣です。しかし、ネットでは賛否両論。

というわけで、ポーチ記者の私、両方見てみました。ドラマ版はだいぶ前に見ていたのですが、忘れている箇所も多いので再見。そして、ドラマ版との違いとそれぞれの魅力についてレビューいたします。
※未見の方、若干のネタバレあるので要注意です

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映画『ベイビー・ドライバー』はカーチェイス版ラ・ラ・ランド⁉︎ 役者も車もテンポよく演技するミュージカル風カーアクション作品です【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、新しいカーアクションの世界を体感できる映画『ベイビー・ドライバー』(2017年8月19日公開)です。

「ド派手なカーアクションとか男子向き」と思っているあなた。この映画は火薬を大量に使って車が破壊される映画とは違う、ミュージカル風カーアクション映画なんです。ではまず、物語からいってみましょう!

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映画『スパイダーマン:ホームカミング』の新スパイダーマンは15歳! やんちゃで可愛い世界を笑顔にするヒーローなのです【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、アメコミのスーパーヒーロー映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年8月11日公開)です。

主人公ピーター・パーカーを演じるトム・ホランドが来日し、テレビなどに出演していたので、ご存じの方も多いでしょう。これまで何度か映画化されてきた『スパイダーマン』ですが、これまでとは全く違います。新趣向による設定と演出が実を結んだ、見たら必ずハッピーになれる傑作なんですよ!

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【映画本音レビュー】原作を知らなくても映画『ジョジョの奇妙な冒険』は楽しめるのか観に行ってみた

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が公開中の最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回は、荒木飛呂彦さんの人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年8月4日公開)をピックアップします。

何しろ、シリーズ累計発行部数1億部を超えるヒット作の映画化! これは期待が高まるじゃないですか。というわけで、私は公開日に鑑賞して来ました。

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まるで「しくじり先生」のようなコメディ映画『俺たちポップスター』超絶ブラックなネタのあとに感動が待つ傑作です【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのはコメディ映画『俺たちポップスター』(2017年8月5日公開)。

映画『40歳の童貞男』や、ポーチで以前紹介したラブコメディ『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』の製作&監督のジャド・アパトーが、『サタデー・ナイト・ライブ』で人気を博したお笑いユニット「ザ・ロンリー・アイランド」と作り上げた映画です。

これが、音楽好きならきっと「あるある!」と思う、爆笑必至の面白さなんですよ。では、物語からいってみましょう。

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満島ひかり&永山絢斗共演で話題の『海辺の生と死』戦時下の奄美で紡がれる切ない恋と島唄が心に響く【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、満島ひかり&永山絢斗共演作『海辺の生と死』(2017年7月29日公開)です。作家の島尾敏雄と島尾ミホの出会いと愛し合う日々を、太平洋戦争を背景に描いた物語です。

と、書くと「戦争映画、重そう……」と思うかもしれませんが、これが全然違います!

いろんな意味で予想を良い意味で裏切ってくれる作品でもあり、とても深くて清らかな恋愛映画です。では物語から。

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最新映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』でミニオンたちが大暴れ! 映画史上最強のバナナキャラにキュン!!【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、大阪のUSJでも大人気のキャラクター、ミニオンが大活躍するイルミネーション・エンターテインメントの最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017年7月21日公開)です。

ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテインメントによる『怪盗グルー』のシリーズは、本作で3作目。2作目と本作の間にスピンオフの『ミニオンズ』がありますが、みなさん、勘違いしないでくださいね。もともと、このシリーズの主役はグルーであり、ミニオンはグルーの周りでワヤワヤやっている黄色い可愛いヤツみたいな存在だったんですよ。それがも~主役級の大人気! では物語からいってみましょう。

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ピクサーの新作『カーズ/クロスロード』はレースシーンに興奮し、マックイーンの運命にジワリ感動する傑作です【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、ピクサーの最新作『カーズ/クロスロード』(2017年7月15日公開)です。『カーズ』シリーズの第三弾! ワタクシ3作品とも見ていますが、本作は映像のリアル感がグーンと増し、レースシーンは「ウォオオオ!」と手に汗握りましたよ。 では物語から行ってみましょう!

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限りなくジブリ作品に近いけど…話題作『メアリと魔女の花』は宮崎駿の魂を継承する魔法ファンタジーです【最新シネマ批評】

【公開中☆最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、スタジオポノック第1回長編作品、米林宏昌監督の最新作『メアリと魔女の花』(2017年7月8日公開)です。

米林監督は、大ヒットしたジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の監督。ジブリを退社後、初めて手がけたのが、この『メアリと魔女の花』です。ではまず物語から。

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大野智の底力にギャップ萌え! 怠け者忍者が大活躍する時代劇エンタメ映画『忍びの国』【最新シネマ批評】

【公開中☆最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、公開中の作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、嵐の大野智主演映画『忍びの国』(2017年7月1日公開)です。「のぼうの城」などで知られる和田竜の同名小説が原作、「予告犯」「殿、利息でござる!」の中村義洋監督により映画化されました。

大野くんの時代劇ってちょっと珍しいですよね。バラエティで見る大野くんはポワンとしていますが、踊りだすとキレキレ! この映画でもそんな魅力を炸裂させています。できる男なんですねえ。というわけで、ではまず、物語からいってみましょう。

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「ジャック・スパロウを僕は大きく変えたんです」ジョニー・デップ直撃インタビューでわかった映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』への熱い思いとは【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評・インタビュー編】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。今回は主演俳優のインタビュー付です!

今回は夏の超話題作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017年7月1日公開)をピックアップします。なんとジャック・スパロウことジョニー・デップの来日インタビューもありますよ。では物語からサクっといきましょう。

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好きになっちゃダメなのに…ディーン・フジオカの結婚詐欺師役がハマリすぎ! 話題の映画『結婚』たくさんの嘘が潜んでいます【最新シネマ批評】

【公開中☆最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、公開中の作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、ディーン・フジオカ主演映画『結婚』(2017年6月24日公開)です。ディーンが結婚詐欺師を演じるという、これほどドンピシャなキャスティングはあるだろうかという作品。原作は井上荒野の同名小説です。では物語から。

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山田孝之が33年間の人生を語る3Dドキュメンタリー『映画 山田孝之3D』が謎! どこまでホントなの?【最新シネマ批評】

【公開中☆最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、公開中の作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回ピックアップしたのは、山田孝之主演映画『映画 山田孝之3D』(公開中)です。試写で見られなかったので、公開初日に劇場で鑑賞して来ました。どのような映画なのかあまり情報を入れずに見たのですが、これまで見たことのない映画でした。(以下、ちょっとネタバレあるので要注意)

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身長140㎝以下の彼氏はあり? なし? フランス映画『おとなの恋の測り方』が問う「男の価値って何ですか?」【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、フランス映画『おとなの恋の測り方』(2017年6月17日公開)です。アカデミー賞俳優の実力派ジャン・デュジャルダン(『アーティスト』)主演作で、身長182センチのデュジャルダンがなんと140センチ未満の小柄な男を演じるというラブコメディ。

これがとっても心に響く良作なんですよ。まず物語から簡単にご紹介しましょう。

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映画『昼顔』で牙をむく寝取られ妻の狂気! 怒涛のラスト30分の衝撃にあなたは耐えられるか?【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、大ヒットTVドラマを映画化した『昼顔』(2017年6月10日公開)です。

私はドラマを未見なのですが(スミマセン)、それでもこの不倫ラブストーリーを大いに楽しめましたよ。試写で見させていただきましたが、この映画は久々に見終ったあと、女性同士で会話が盛り上がりました。なぜ盛り上がったかというと……? まずは物語をサクッとご紹介いたしましょう。

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綾野剛の壊れっぷりに呼吸を忘れる…話題作『武曲 MUKOKU』で剣道の達人を怪演【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするもう1本の映画は『武曲 MUKOKU』(2017年6月3日公開)です。藤沢周の原作小説「武曲」を綾野剛の主演で映画化した作品。これがもう凄かった、綾野剛が凄すぎた! 剣の達人の人生を描いているのですが、これが狂気をはらんでいて怖いくらいなんですよ。

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ウルヴァリン最後の映画『LOGAN / ローガン』家族愛に目覚めるローガンを見とどけよう【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。今回は主演俳優のインタビュー付です!

今回ピックアップするのは『LOGAN/ローガン』(2017年6月1日公開)です。『X-MEN』シリーズで17年間活躍していたウルヴァリン(ローガン)の映画もついにラスト。演じるヒュー・ジャックマンにとっては自身をスターにした映画ですからね、とっても感慨深いはず!

その最後のウルヴァリンを描いた『LOGAN/ローガン』を私も見させていただきましたが、ウルヴァリンは老いたとはいえ、実に人間味あふれるミュータントになっており、逆に新鮮でした。

今回はレビューとともに、来日したヒュー・ジャックマンのインタビューもお届けしますよ。では物語から。

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みんな良い人なのに幸福になれない理由とは? 映画『光をくれた人』 は2017年で最も泣ける映画です【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、号泣映画『光をくれた人』(2017年5月26日公開)です。全米公開時に「ティッシュ会社が儲かるくらい泣ける」と宣伝文句になったほどの感動作。

主演は『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルと、『スティーブ・ジョブズ』などの演技派マイケル・ファスベンダー。本作は、ある選択が人生を激変させてしまう愛の物語なのです。

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