「映画レビュー」の記事まとめ (5ページ目)

女優・のんがヒロインの声で再び輝く! アニメ映画『この世界の片隅に』が心にズキュンと刺さる理由【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、アニメ映画『この世界の片隅に』(2016年11月12日公開)です。

女優の能年玲奈が “のん” に改名しての初仕事で、原作は、こうの史代の同名漫画『この世界の片隅に』。彼女の原作による実写映画『夕凪の街 桜の国』(2007)がとても良かったので、この映画も楽しみにしていました。それではさっそくご紹介します。

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ブリジットに2人の男が…しかもアラフォーで妊娠? 最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』のドタバタから目が離せない【最新シネマ批評】

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映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、ブリジット・ジョーンズの最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016年10月29日公開)です。

2004年の『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうな私の12か月』以来の復活で、アラフォーになったブリジットに新たな恋が! そしてなんと、元カレとの復縁話も! という、ブリジット史上初のモテ話が展開される本作。まずはサクっと物語をご紹介。

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就活地獄&ドロドロ人間関係が心にグサっとくる映画『何者』そのリアルな闇の魅力とは【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは「桐島、部活やめるってよ」の原作者として知られる、朝井リョウの直木賞受賞作の映画化となる『何者』(2016年10月15日公開)です。

メインキャストは人気と実力を兼ね備えた若手演技派、監督は『愛の渦』でセックスで結ばれる人間関係を描いた実力派の三浦大輔。

彼らが朝井リョウ氏の原作をどう魅せてくれるのかと思ったら、原作を読んだとき以上に、心深くえぐられる作品になりました。就活中の若者たちの真実を切り取った本作をじっくりご紹介いたします。

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記憶を失った暗殺者『ジェイソン・ボーン』が9年ぶりに復活! カーチェイスシーンがスゴすぎて車酔いしそうなレベル【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは話題作『ジェイソン・ボーン』(2016年10月7日公開)です。

記憶を失った最強の暗殺者、ボーンを描いた3部作『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』は世界中で大ヒットしました。2007年に公開された『ボーン・アルティメイタム』でボーンの名前と正体が明らかになり、シリーズが終わったと思ったら、9年ぶりに最新作が登場! さて、ボーンはどこへ向かうのか?

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映画『闇金ウシジマくん Part3』が描く現代社会の借金地獄は怖い! でもなぜかウシジマくんの借金取り立てはカッコイイ!?【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、漫画、ドラマ、映画とメディアミックスで大人気のワイルドな人間ドラマ『闇金ウシジマくん Part3』(2016年9月22日公開)です。

シリーズもの、かつ、連続ドラマもある映画なので「初めてだとついていけないじゃん!」なんて思っている方が多いかもしれません。しかし無問題(モーマンタイ)! 私の初めてのウシジマ体験は映画『闇金ウシジマくん Part2』でした。それがあまりにおもしろくてPart1も見て、今回のPart3、そして10月22日に公開される映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』もひと足お先に拝見させていただきました! 

一度見るとドハマリするほど、ウシジマくんは魅力的なんですよ。

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信頼していた人は指名手配の犯人かも…あなたならどうする? 映画『怒り』は人を信じる難しさと苦しみをつきつける【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、2016年秋の邦画の中でも超話題作の『怒り』(2016年9月17日公開)です。原作は吉田修一の同名小説。監督は李相日。映画『悪人』と同じ原作者と監督が再びタッグを組んでリリースしたのが本作で、キャストも豪華かつ実力派の俳優陣が勢ぞろい。まずは物語からいってみましょう!

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普通の主婦が美容師のストーカーに! あなたの中の黒い執着心を揺さぶる映画『だれかの木琴』【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、井上荒野の同名小説の映画化『だれかの木琴』(2016年9月10日公開)です。監督と脚本は『もう頬づえはつかない』『絵の中のぼくの村』の東陽一。

専業主婦が、自分を担当してくれた美容師に興味を抱き「あの人のことを知りたい」とストーカー行為が止まらなくなっていくというサスペンスタッチの作品。心が少しずつ壊れていくように、ジワジワと変化を見せていく主婦が怖いのですよ~。

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イケメンのマジックに気持ちよくダマされちゃう! デヴィッド・カッパーフィールド監修の映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、人気のマジック・エンターテインメント映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016年9月1日公開)です。

前作『グランド・イリュージョン』(2013年)では華麗なマジックで銀行強盗をするなど、見る者の目を欺いてくれたスーパー・イリュージョニスト・チームの “フォー・ホースメン” 。その1年後に起こった出来事を描いたのがこの作品です。

今度の敵はエンジニア。これを演じるのが『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフ! 魔法使いからエンジニアになったダニエルの活躍もお楽しみです。では物語をご紹介していきましょう。

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もう電気が消せない…1億5000万回再生された動画を元にしたホラー映画『ライト/オフ』がリアルすぎ! 暗闇恐怖症になりそう【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、おそらくこの夏、最高の恐怖を味わえるであろうホラー映画『ライト/オフ』(2016年8月27日公開)です。

この映画の元ネタは、デヴィッド・F・サンドバーグ監督が演出した恐怖の短編動画。なんと全世界で1億5000万回も再生されたのです。これが怖かった……ってことは、長編になると、さらに怖さが倍増? 

では作品をご紹介しましょう。

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お笑い理系女子が大活躍! 映画『ゴーストバスターズ』はオリジナルへの愛がめちゃアツなのです【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、1984年に大ヒットした同名映画のリブート作『ゴーストバスターズ』(2016年8月19日公開)。

オリジナル版では大都会でお化け退治という奇想天外な設定と、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミスなど個性的な俳優たちや、マシュマロマンなどユニークなお化けたちの出演で人気を呼びました。「ツインズ」や「キンダガートン・コップ」で知られるアイヴァン・ライトマン監督の代表作ですね。

その『ゴーストバスターズ』が帰って来ました! しかし、今度の『ゴーストバスターズ』の主人公たちはなんと女性たち。理系女子がお化け退治に大奮闘するのです。

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映画『ペット』の面白ペットたちが可愛くてたまらん! 同時上映のミニオンズ新作も合わせてトコトン笑えます【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのはCGアニメの『ペット』(2016年8月11日公開)。この夏は動物がらみの映画がもりだくさん。『ターザン:REBORN』『ジャングル・ブック』に続いて、今度はみんなが大好きな動物アニメ。

しかし、本作は野生に生きる動物ではなく、ご主人様を待つペットたち。これがまたかわいくて……。では物語からいってみましょう!

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夏の話題作『ターザン:REBORN』は新時代のイケメン映画! アレキサンダー・スカルスガルドの腹筋に惚れた♪【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、夏の話題作『ターザン:REBORN』(2017年7月30日公開)です。監督は『ハリー・ポッター』シリーズ4作目から最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝』までを手がけたデヴィッド・イェーツ。

ターザンに詳しいポーチ女子は少ないのではないかと。「ア~アア~」と叫びながらツタからツタへと飛び移っていく野生の男というイメージじゃないですか? しかし、ターザンは英国貴族の一面もあったのです! 

もう「ええ~」って感じですが、映画『ターザン:REBORN』を見ればわかる、なぜターザンが伝説の人物なのか……!!

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流行から遅れたくない中年カップルのイタさ VS 若いカップルのずうずうしさ…映画『ヤング・アダルト・ニューヨーク』の苦い笑いが刺さる〜!!【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、ニューヨークを舞台にした若者と中年、2組のカップルを描いたシニカルコメディ映画『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(2016年7月22日公開)です。

日本の歌番組でも、やたらと昭和歌謡が取り上げられ、ちょっとレトロがブームになりつつある今。70、80年代に憧れる若いカップルと、時代のスピードに追い付かなくちゃと焦る中年カップルが出会って交流したら……と言うのが『ヤング・アダルト・ニューヨーク』の世界です。

『イカとクジラ』『フランシス・ハ』のノア・バームバック監督作ですから、ひと筋縄ではいきませんよ~。

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27歳で急逝した歌姫エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー『AMY エイミー』ジェットコースター級の激しい人生と身を切るような歌に泣ける【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、2011年に27歳の若さでこの世を去った歌手エイミー・ワインハウスの人生を映し出したアカデミー賞・長編ドキュメンタリー賞受賞作『AMY エイミー』(2016年7月19日公開)です。

エイミー・ワインハウスの劇的な人生に内側から斬りこんでおり、彼女を昔からよく知る人々へのインタビューやプライベート映像を元に、エイミーという人物を丁寧に綴っています。

音楽ファンなら、その実力をご存じだと思いますが、記者(私)は勉強不足で彼女に対してゴシップクイーンのイメージしかありませんでした。

ゆえに、このドキュメンタリーで初めてエイミー・ワインハウスの人となりや、ソングライティング、なぜ若くして命を落とすことになったのかを知ったのですが、何よりビックリしたのがその歌声。そして、彼女の生き様そのものであるような詞や曲の数々。凄い才能じゃないか! と圧倒されました。ではエイミーの人生を見ていきましょう!

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デュラン・デュラン、ザ・ジャム…80年代ロック&カルチャーの大洪水! 映画『シング・ストリート 未来へのうた』の笑って泣ける “きらめく青春”【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、あの名作『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督の新作『シング・ストリート 未来へのうた』(2016年7月6日公開)です。

バンド少年たちの青春を描いたユーモアと音楽と感動に包まれた本作は、80年代ロック&ポップスが満載で涙出る~! では、物語からいってみましょう!

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長瀬智也が赤鬼ロックスターに!! クドカン監督の最新作『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は地獄で弾ける青春の夏祭り☆【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、待ちに待った宮藤官九郎監督&脚本の地獄の青春コメディ『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(2016年6月25日公開)です。

宮藤監督作としては、4作目。今回は地獄を舞台にバンドと青春と転生を描いた大変にぎやかな地獄の青春コメディで、記者はクドカン監督作の中でいちばん好きです! では物語からいってみましょう。

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「5時に夢中!」をジャックしたジョディ・フォスター監督が放つ社会派エンタメの傑作映画『マネーモンスター』にハラハラしっぱなし☆【最新シネマ批評】

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今回ピックアップしたのは、アカデミー賞女優・ジョディ・フォスター監督作『マネーモンスター』(2016年6月10日公開)です。

先日の来日プロモーションでは、キー局ではないTOKYO MX「5時に夢中!」にジョディ監督が出演。AD役でカンペ出しながらの登場は超話題になりました。他の番組にも出演していたけど「5時夢」がいちばん話題になっていましたから、宣伝効果は絶大! この番組出演にOKしたジョディ監督、さすがです。

ではスリリングな社会派サスペンスを見ていきましょう。

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ろくでなしの神様と天使のような娘? 宗教観をぶっ飛ばす異色ファンタジー映画『神様メール』で勇気がわいてくる!【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは映画『神様メール』(2016年5月27日公開)です。

本作は2015年「ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞」候補など、世界各国の映画賞を席巻した作品。その秘密はオリジナリティ! スピリチュアルな世界観と現代を繋げる設定と演出が見事なんですよ。おまけに爽やかな感動が駆け抜けるすがすがしさもあるという、この素晴らしさ! 『トト・ザ・ヒーロー』など、良作を生み出してきたベルギーの巨匠ジャコ・ヴァン・ドルマル監督の新作です。

それではさっそく、見ていきましょう。

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監禁されていた母と息子の勇気に大感動。アカデミー賞主演女優賞受賞作『ルーム』は生きる力を与えてくれる【最新シネマ批評】

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今回ピックアップしたのは、主演のブリー・ラーソンがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『ルーム』(2016年4月8日公開)です。

監禁されていた母と息子の毎日と、命を懸けて脱出したあとの生活を丁寧に描いたこの作品は、ブリーの熱演だけでなく、作品そのものも高く評価されています。誘拐され、7年も監禁されたヒロイン……と書くとスキャンダラスに聞こえますが、この映画は5歳の息子の視点で描かれており、見えてくる世界は、想像とは違うのです。

では、映画『ルーム』が描く世界を見ていきましょう!

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ケイト・ブランシェットの神々しさと流し目に惚れた~! 映画『キャロル』が描く女性同士の濃密な関係とは【最新シネマ批評】

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今回ピックアップするのは、2016年2月28日(現地時間)に発表される「第88回アカデミー賞」で、主演女優賞(ケイト・ブランシェット)助演女優賞(ルーニー・マーラ)ほか6部門候補にあがっている映画『キャロル』(2016年2月11日公開)です。

1950年代を舞台に、上流階級の夫人とデパートの店員の運命の関係を描いた物語。女同士の恋愛というとスキャンダラスなイメージがありますが、本作はそれとは違う。百合とかなんとか超越した世界なのです。

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