4月から新しいスタートを切る方も多いのではないでしょうか? それにともない引っ越しをされる方も多いかと思います。

「シェアハウス」、数名で共同生活をすることが前提の物件です。ドラマなどでもとりあげられいて楽しそうだけど実際どうなんでしょう。シェアハウスに住んでいる方にお話を伺ってみました!

お話を伺ったのは都内各所のシェアハウスに住む女性5名です。全員女性専用のシェアハウスの個室にお住まいだそうです。

【シェアハウスに住むメリットは?】
「やっぱり一般の物件より家賃が安いので費用が抑えられるところですね」
「あと基本的な家具や食器はハウスのものを借りられるので、その点でも節約になる」
「夜に帰ってきたときに家に人がいるのが安心。個人的には一番のセキュリティだと思います」
「自分の交友範囲では知り合えないような人と知り合えるのが楽しい」
「家族が増えたようで嬉しい」

皆さん経済面と人とのつながりにメリットを感じていらしゃるようです。

【デメリットは?】
デメリットについては、何とこれと言って特にないとのことでした。

ただ、不便に感じる点として「キッチンとお風呂が共同なところですね。普段はいいけど、朝とか混み合う時間帯は結構焦ります」とのこと。決定的なデメリットではないそうですが、自分のペースでできないことがあるのが一人暮らしとの大きな差だそうです。譲り合ったり、時間をずらすなど工夫が必要そうです。

最後に【シェアハウスに住むのに必要なことは?】を聞いてみました。いろいろなエピソードが出ましたが、皆さんのお話を総合すると……

■ルールを守る
どの物件にも必ずルールがあります。自分のスタイルに合わなくても、それを受け入れて守ること。一人がルールを破ったことでハウス全体の雰囲気が悪くなるなんてこともあるそう。

■協調性
いろんな人が集まって暮らすシェアハウス。もしかしたら自分とは合わない人もいるかもしれません。でもそれをあからさまに態度に出したり、陰口を言ったりしないこと。当事者だけでなく他の住人にも迷惑がかかります。当たり前のことですが、住人同士仲良くしようとする姿勢が不可欠です。

■他人の行動にイライラしない
住人にはいろいろなバックグラウンドを持っています。生活習慣や時間、価値観が違って当たり前。少しくらい自分と違っても気にしてはいけません。多少のことは大らかな気持ちで受け止めることがうまく暮らしていくポイントだそうです。

3つのポイントは会社や学校など社会生活にも言えることではないでしょうか? むしろハウス自体が小さなコミュニティと言えそうです。そう見るとシェアハウスもそんなに特別なライフスタイルではないのかも。ひとつの選択肢として考えるのもいいかもしれませんね。

(写真、文=おおさか もぐみ)