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3Dプリンタの進出に伴い、身の回りのものが着実に3D化しつつある昨今。とうとう壁紙までもが3Dになってしまったみたいですよーっ!

ニューヨーク在住のアーティストBeth Katlemanさんが手掛けたのは、壁からいくつもの彫刻が飛び出してしまったかのような、3D壁紙『FOLLY』。もうここまで来るとこちらの作品が壁紙なのか否かよくわからなくなってきてしまいますが、Katlemanさん曰く、本当に壁紙のようです、ハイ。

ポップカルチャーの要素とロココ時代のエッセンスを融合させるなど、独自の作品路線を貫くKatlemanさん。そんな彼女ゆえに、壁から飛び出した彫刻はどれも、気品があるのに風変わり、それでいてどこか懐かしさや親しみやすさを漂わせるデザインばかり。

それもそのはず、Katlemanさんはアンティークショップなどで手に入れた人形やオブジェを、彫刻のモデルとして使用しているのですっ。「どこかで見たような気がする」感は、きっとこれが所以なのでしょうね。

鮮やかなブルーの壁に品良く浮かび上がる、ポップでキッチュな彫刻たち。3Dプリンタ全盛の中「敢えてすべて手製」というこの心意気に、逆にグッときちゃいますよねっ。狭い日本のお部屋に取り入れるのは現実的ではないかもしれないけれど、メルヘン好きにはおそらく、たまらない逸品なのではないでしょうか。

(文=田端あんじ)

参考元:Beth Katleman

▼メルヘンチック要素がてんこもりだぞぉ~♪

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▼作品『Folly』、意外と大きいのね