これからみなさまにご覧いただくのは、コンピュータによって拡張された現実環境、すなわち、拡張現実(Augmented Reality、ARと略することもある)の世界。
本物の砂場とKinect3Dカメラ、プロジェクターで作られた、「拡張現実」砂場です。
海外サイト『Colossal』によると、この見事な映像作品を作り上げたのは、デザイナーのOliver Kreylos氏。今後各地の科学博物館などに展示すべく、NSF(米国国立科学財団)からの資金で企画・制作されたプロジェクトなのだそう。
本物の砂場の上部にKinect3Dとプロジェクターをセットし、それらが砂場の高低差を認識。その後、リアルタイムで等高線を出現させ、同時進行で砂場に水を流すこともできるという、拡張現実砂場。
砂場遊びをするかのごとく、スコップや手で砂を掻き分けると、すぐさま水が流れ、湖のようなものが浮かび上がる。突如出現したバーチャルリアリティー世界が、あなたの目を必ずや、釘づけにするに違いありません。
科学からゲームまで、様々な分野において幅広い可能性を持つであろう、同プロジェクト。否が応にも興味を引くそのビジュアルは、子供の教材としても好まれそうな予感がします。今が21世紀であることを改めて感じさせてくれる、非常に興味深い作品ですね。
(文=田端あんじ)
参考元:Colosal
▼砂を掻き分けると……
▼ほらね! 水が流れるよ!
▼未来感じる~
コメントをどうぞ