ナマステ! みなさん、お元気ですか? 近頃インドの家庭料理にハマっているイヴォンヌです。
おうちによってみそ汁の味が異なるように、インドも家庭によってマサラ(インドではカレーのことを「マサラ」と呼ぶんですって)の味は千差万別。ターメリックやクミンを始め、様々なスパイスを調合して作るマサラは難易度が高そうだけれど、材料さえ揃えば10分で出来てしまうわ。
インドでは、あらかじめスパイスが調合されたスパイスミックスを使用する家庭も増えているというけれど、せっかくだから自分で調合してみましょう! 驚くほど香り高く、プロの味に近づくこと間違いなし。さぁ、始めるわよ。
【材料】(2人分)
サラダ油 大さじ2
ニンニク ひとかけ
マスタードシード 大さじ1
クミンシード 大さじ1/2
カレーリーフ 5gぐらい
ターメリック 大さじ1
冷凍グリーンピース 1+1/2カップ
下処理をしたエビ 200g
白ワイン 大さじ1
塩 適宜
水 1/2カップ
【作り方】
1.エビは小麦粉(分量外)を少々まぶして水洗いします。エビの水気をキッチンペーパーでふきとり、白ワイン大さじ1と塩少々を絡めておきます。
2. フライパンにサラダ油とスライスしたニンニクを入れ、弱火にかける。香りが出てきてニンニクが薄い茶色になったら、マスタードシードとクミンシード、カレーリーフを入れて1、2分炒めます。
3. 中火にしてエビを投入。ターメリックを加えて炒めましょう。
4. グリーンピースを加えてさっと炒め、水2分の1カップを加えて5分程度煮込みます。
5. 汁気がなくなればできあがり。
このレシピはインドの友人ラニーさんのレシピをよりヘルシーに仕上げたもの。食べる直前にレモンをキュッと絞って風味をプラスしましょう。白ワインにも合う爽やかな後味が魅力よ。
インドの一般家庭ではチャパティ(全粒粉と水をこねて作る薄いパン)を添えて食べることが多いけれど、この海老のマサラはご飯との相性がよいみたい。インドやパキスタンの米料理に欠かせないバスマティがなくても、日本米で十分美味しくいただけるわ。
【インド人の結婚ルール】
最後にインドの結婚観について書いておくわね。インドはまだまだ男性の力が強い国。お見合い結婚というのも未だ根強く残る習慣です。この理由は、みんなのご想像通り「基本的に同じカースト出身でなければ結婚できない」ため。とはいうものの海外生まれのインド人(インド系シンガポール人、インド系オーストラリア人など)の恋愛観や結婚観は、異なったりもします。海外で育ったインド人は、男女とも恋愛に対してオープンな印象。
インド出身の彼ができたら、ぜひ「海老とお豆のマサラ」を作ってあげてね。プレーンヨーグルトを添えることもお忘れなく。「僕の食文化をよく理解してくれてる!」と、きっと喜ばれるはずよ。
(写真・文=イヴォンヌ麗, レシピ=sweetsholic)
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