【こりゃすごい】カニカマが世界中で愛されまくってるとネットで話題に！「SURIMI」は万国共通語☆

カニカマって、記者としては”サラダ巻きに入ってるな”くらいの存在で。たとえば自分で買い物するときに、わざわざ選んで買うことってないんです。料理するっていっても、マヨネーズで胡瓜と和えてサラダにするくらいしか思いつかないですし……。

ところが、ネットで話題になっている「世界におけるカニカマ」の実情を知って驚愕。ヨーロッパ（特にフランス）やアメリカなどでは、和食ブームに乗っかってカニカマが大流行しているというではありませんか。というわけで、日本発の加工食品がどれほど世界で愛されているかを調べてみました！

カニカマは、日本においては商品名で呼ばれることも多いですよね。「オホーツク(一正蒲鉾)」「アラスカ(堀川)」「したらば(紀文食品)」などなど。海外ではどうかというと、ヨーロッパでもアメリカでも「SURIMI(すりみ)」と呼ばれています。魚の”すり身”という意味合いは含まれておらず、単純にカニカマをさす単語として定着済みなのだとか。日本生まれの食品だということすら知らない人も多いんですって。フランスのニュース番組では「SURIMIとは何なのか」という特集映像まで！

実際に世界ではどのように販売されているのかを調べてみたところ、驚いたのはその量とバリエーションの豊富さ。量、というのはまさしく販売されているパッケージの内容量のことなのですが、これがまあデカい。多い。そもそも海外の食料品って、なんでもポーションが大きめではあるのですが。さすがに1kgとか2kgのカニカマは……どうやって消費するのか気になりますよね。

種類についてもかなり多彩。鮭フレークを詰めたもの、ロール状にしたもの、ロブスターやエビなどカニ以外の風味をつけたもの、さらにはオイル漬けにしたものまで。ベースがカニカマである必要はまったくないのではないかと思うほど、ゴージャスにアレンジされた商品がたくさんあるのです。わりと高級感のある魚介類と、同等に扱われているようなイメージ。カニカマのオイル漬けかぁ……。

ここまで来ると、海外で定着どころかもはやひとり歩きしている感のあるカニカマですが、料理法についてもこれまた日本の斜め上。シンプルなオードブルはもちろん、細切りのじゃがいもと一緒にパンケーキ風にしたり、タコと一緒にアヒージョにしたり、エビを使ったパスタに入っていたり。本物の甲殻類を使ってるならカニカマ要らないのでは……？ と記者などは思ってしまうのですが、どれもこれもやたらおいしそうなんだから困る！　思わずつられて、カニカマの新しい調理法を模索してしまいそうです。

正直、ここまで市民権を得ているとは思わなかったので驚きました。よくよく考えてみれば、ものすご〜くライトな「つみれ」みたいなものですから、肉食傾向の強い海外において手軽に魚を食べられるという点で、これほど扱いやすい食材はないのかも。むしろ日本でも、このくらいカニカマのバリエーションが増えれば、消費量もグンとアップしそうですよね。今度から、記者も積極的にカニカマを料理に使っていきたいと思います！

ところで、ここからは余談なのですが。関西出身の記者にとって、カニカマといえば「オホーツク」でした。道東出身の知人がカニカマのことを「アラスカ」と言うのを聞いて「カニカマはオホーツクじゃない？」と言ったところ、「え、何それ。てかうち目の前がオホーツク海だし」との返答が。

確かにカニって、なんか寒い地方のほうがおいしいイメージありますもんね。まさに目の前がオホーツク海、冬ともなれば流氷が接岸する地域で生まれ育った人たちに「オホーツク」って商品名で販売しても、響きませんよね。より寒い地方を目指した結果「アラスカ」という名称になったのかな……などと、どうでもいいことに納得した記者でした。

某番組でも北海道におけるカニカマの呼称が話題になったそうですが、少なくとも道東では「アラスカ」と呼んでいる人がいた、という実例です。ご参考まで！

参考元: Fleury Minchon, Ledo, Mancinnadia, Yummly
執筆=森本マリ (c)Pouch

ミニパックすら、20本入り！

スーパーの陳列棚にところ狭しと並ぶSURIMI

メーカーのウェブサイトでは、こんなにオシャレに紹介されてます

こちらがニュース番組で放映された映像

Que trouve-t-on dans le surimi, ce bâtonnet de… 投稿者 francetvinfo

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