皆さんは「シチューをご飯にかける」のはアリ派? それともナシ派? 我が家では昔から夕食にはシチューとともに白いご飯が出されてましたが、個人的には「うーん、けっして合わなくはないんだけどビミョーだなー」と思いながら食べていました。そしてそれは今でも、です。
そんな私が先日スーパーで見つけたのが、ハウス食品の新商品「シチューオンライス」。ご飯に合うように作られた、ご飯専用のシチューだというではないですか! これまでのシチューとどう違うのか? 本当にご飯との相性はよいのか?
今回、同じハウス食品のオーソドックスな「北海道シチュー」と「シチューオンライス」を食べ比べてみることにしました!
【「鶏肉のクリーム煮」イメージのホワイトシチュー】
「シチューオンライス」はチキンフリカッセ風ソースとビーフストロガノフ風ソースの2種類。今回選んだのはチキンフリカッセ風ソースのほうで、これは「鶏肉のクリーム煮」という意味だそう。
チキンフリカッセは炒めた鶏肉やきのこなどをホワイトソースで煮込んだフランスの家庭料理とのことで、今回の材料にも鶏肉、ぶなしめじ、そして玉ねぎ、ブロッコリーを使うことに。まったく同じ材料で「北海道シチュー」も作っていきます。
【ルーの色がぜんぜん違う!】
材料を炒め、水を加えて煮込むという作り方は、「シチューオンライス」も「北海道シチュー」も同じ。けれど、ルーを入れるときに初めて両者の違いに直面!
同じ会社から出ているホワイトクリーム系のシチューなのに、ルーを並べてみると……色がまったく違う~! 「北海道シチュー」はホワイトシチューと同じような白色ですが、「シチューオンライス」のほうは茶色い!! カレーやビーフシチューのようなルーの色をしています。
これ、本当にクリーム煮のようになるんでしょうか……!
【出来上がりからして違う…!!】
はい、ルーを入れてコトコト煮込み完成しました。「シチューオンライス」のほうは実際にシチューになるともう少しマイルドな茶色に。けれどご飯にかけてみると、やはり「北海道シチュー」との色の差は歴然です。
【北海道シチューは優しい甘さでクリーミィ】
それでは実食! まずは「北海道シチュー」のほうから。これはホワイトシチューと聞けば誰もが思い浮かべる、まさにそのままの味。牛乳や生クリームのクリーミーさとチーズのコクが感じられて、甘くてやさしいおいしさです。
しかし、ご飯との相性はというと……やはりなんだかしっくり来ない。けっして合わなくはないんだけど、うーーん、うーーーん、といった感じです。
【シチューオンライスはスパイシーで濃い味】
いっぽうの「シチューオンライス」のほうはというと……これはかなり独特の味! 生クリームの濃厚さとともに感じられるのがかなりのスパイシー感。白こしょうやハーブなどスパイスが使われてるそうですが、これはもはや私の知ってるホワイトシチューの味とは別物です……!!
でも、たしかにご飯とは合う! しっかりとした濃い味つけでとろみも強く、徹底的にご飯に合う味に寄せてきてるのを感じます。
【家族のジャッジは?】
今回、家族にも食べてもらったのですが、彼らの評価はというと……?
夫:ご飯に合うのは断然、「シチューオンライス」。「北海道シチュー」もおいしいけれど、味がちょっと単調で子供向け。「シチューオンライス」はスパイシーでクセになる味で、大人も喜びそう。また食べたくなる。
娘(8歳):「北海道シチュー」のほうが好き。甘くておいしい。でもご飯には合わない。(「北海道シチュー」のほうを何度もおかわりしていた)
息子(4歳):「シチューオンライス」のほうが好き。
こうして見ると、子供はみんな「北海道シチュー」を選ぶかと思いきや、意外と好みは分かれるのかもしれません。
というわけで、「シチューオンライス」と「北海道シチュー」を食べ比べたところ、同じクリームシチュー系でも見た目も味もまったくちがうという結果に。そしてやはり「シチューオンライス」はご飯に合うように作られていることを実感しました。
「シチューをごはんにかけるなんてありえない!」という人は、ぜひ一度「シチューオンライス」を試してみてください。「シチューはごはんに合わない」という固定観念がガラリと変わるかも!?
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