2018年9月にイタリアで開催された、2019年春夏ミラノ・ファッション・ウィーク。
ジェレミー・スコットがクリエイティブ・ディレクターを務めるブランド「モスキーノ(Moschino)」のショーも行われたのですが……このショーに登場した作品に “盗作疑惑” が浮上していたようなんです。
今回のショーで「モスキーノ」が示したスタイルは、まるでマジックで色を塗ったかのような、イラストちっくなデザイン。ジャケットもワンピースもタイツも帽子もイラストに見えるせいか、洋服やアイテムを身に着けているモデルたちまで着せ替え人形のように見えます。
【人から指摘を受けて気がつく】
このデザインが自分の作品と酷似しているとフェイスブックで訴えたのは、イギリス・ロンドンを拠点に活動する若きファッションデザイナー、エッダー・ギムネス(Edda Gimnes)さん。
朝起きたときに、そのことを指摘するメッセージがたくさん寄せられていたことに気がついて確認したところ、「とても悲しい気分になった」とコメント。
「私の2016年と2017年のコレクションからインスピレーションを受けていることは、疑う余地がない」
「若いデザイナーは脆弱だから気づかれないだろう、と思ったのかもしれない」
と指摘していたんです。
【あなたはどう思う?】
ギネスさんの作品と今回「モスキーノ」のショーに登場した作品を見比べてみると、たしかに似た要素を持っています。色といい、落書きっぽいデザインといい、たしかにそっくりな気もするゾ……。
注目すべきは、ギネスさんは2017年11月に「モスキーノ」のスタッフと面会していて、その際に自分のデザインを見せているという点。
【デザイナー本人は否定しています】
ギネスさんの指摘に対し、スコットさんはインスタグラムで反論。今回のデザインは過去のモスキーノコレクションを参考にしたのだと説明し、疑惑を完全に否定していたようです(現在そのコメントは見ることができない状態)。
【たくさんの反響があったみたい】
このように両者の言い分が出そろってもなお、ギネスさんには温かい励ましの声が寄せられている模様。そして反響の大きさを受けて、ギネスさんはホームぺージとインスタグラムを更新しています。
「ソーシャルメディアで私を支えてくれたすべての人に、感謝の意を表します。当分のあいだ、この問題に関わることで、私の時間やエネルギーを無駄にしないようにするつもりです」
とコメントして、デザイナーとしてさらなる努力を続けると宣言していました。
さてみなさんは、この問題をどう思うでしょうか。フェイスブックには「こういったタイプのデザインは10年以上昔からある」といった声もあがっていたようですが、果たして真相やいかに!?
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