スペインで創業後に拠点をフランス・パリに移した、ラグジュアリーブランドの「バレンシアガ(BALENCIAGA)」

誰もが名を知る有名ブランドですが、過去には「Tシャツにシャツをくっつけた服」「重ね着しすぎなコート」を発表するなど、攻めの姿勢を崩さないことでも知られています。

そんなバレンシアガが、2019年春夏コレクションのルックブックをインスタグラムで公開しました。

【ちょ…いくらなんでもシュールすぎない!?】

2018年11月14日に公開されたルックブックは動画形式となっており、ディレクターを務めたのは、デンマーク・コペンハーゲンで活動するビジュアルアーティストのYilmaz Senさん。

最新ルックに身を包んだモデルたちが出演しているのですが、足があり得ない方向にぐにゃ~んと曲がっていったり、肩幅がどんどん大きくなっていったり、足がやたら伸びて胴が極端に短くなったりと、最初から最後までシュールな光景が展開されているんです。

【どんな意図のもとに作られているの?】

ルックブックは、動画サイトVimeoでも視聴することが可能。

Senさんによれば、ルックブックは「人体の解剖学的限界を調べること」を意図して作られているらしく、全身を測定してスキャンした画像と実写映像を組み合わせて、その後外観を変形させているといいます。

【なんてことない「背景」と「音」がシュールさを加速させる】

無表情のまま体を変形させていくモデルたちは、人間のかたちこそしているものの、存在自体が奇妙すぎてまるで “地球外生命体” のよう。

街角でパパっと撮影したかのようなごくごく普通の背景と、聞こえてくる車の走行音といった “日常” が交じり合うことで、ことさら奇妙さに拍車がかかっているんですよね。

公開からわずか4日間で再生回数116万回以上を記録している、ルックブック動画。胸がザワザワするような不穏さがクセになるので、さっそくご覧になってみてください。

参照元:Instagram @balenciagaInstagram @yilmazsenVimeoYILMAZ SEN
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼すっごい不思議(でもそこが好き)