グラフィックデザイナーでビジュアルアーティストのジョシュア・ヴィーデス(Joshua Vides)さんがインスタグラムに投稿していたのは、モノクロでコミック調に描かれたチャペルの中に自身の姿をはめこんだ、ように見える画像。
一見するとフォトショップを使った合成画像のようですが……イラストにしか見えなかったイスや壁や天井が、すべて実物というのだからビックリ~!
このマンガみたいなチャペルはヴィーデスさんによって設計されたもので、アメリカ・ラスベガスにあるホテル「パームス・カジノ・リゾート」に「Till Death Do Us Part(死がふたりを分かつまで)」という名前でオープンしています。
【インスタ映えするチャペルです】
ホテルのホームページによれば “インスタ映え” を意識した施設らしく、フォトシューティングや、結婚してから数年後にあらためて結婚式に似た儀式を行い夫婦の絆を強める「誓いの更新」などにもってこい、とのこと。
実際にそうしたユーザーをターゲットにしたレンタルプランも用意されていて、このマンガ絵みたいなチャペルをバックに、1時間思うぞんぶん撮影しまくることができる「”Our Marriage Looks Perfect – On Instagram」など、各種プランがそろっているのだそう。
またウェディングチャペルでは有料のショーなども行われている模様。これだけユニークなロケーションなのですから、ライブをしたいと願うアーティストも大勢いるのではないでしょうか。
【「マンガみたいなデザイン」はヴィーデスさん独自のスタイル】
このチャペルでも用いられた「マジックで描いたような黒く太い線と、空白を埋める白」というデザインは、じつはヴィーダスさんの作品における大きな特徴なのです。
彼はこれまでにも “絵に描いたようなスニーカー” や、 “絵に描いたような自動車” など、ユニークな作品を発表してきているのでした。
【製作の様子を観ることができるよ】
そういった背景を知って改めてこのウェディングチャペルを見ると、じつにさまざまな技法が使われているのがわかって、さらに面白く見えてきます。
ホテルの公式インスタグラムには、内装を自らの手で作り上げていくヴィーダスさんの様子をとらえた映像が公開されているのですが、ペンキで壁に直接窓枠を描いたり、真っ白なイスに黒くて太い線を描いたりと、まるで1枚の絵を作り上げていっているかのよう~!
こんな場所で結婚式を挙げたらきっと、忘れられない思い出になるはずです。そして確実に、「いいね!」をたくさんもらえることでしょう!
参照元:Palms Casino Resort、Instagram @palms、Instagram @joshuavides
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼チャペルは日本円で1時間約2万7000円からレンタルできます
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